土楽の里リニューアル〜みんなで作る〜
毎年、仮装した子供達がかぼちゃランタンを作ったり、賑やかに開催する「かぼちゃフェスタ」の日に合せ、昨年10月、直売所のリニューアルお披露目の準備を進めてきました。
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商品棚も自分達で作りました。陳列も工夫、花のアレンジも増やしました。
代表の大谷さんが力を入れて育てている熱帯魚コーナーも新設しました。
お客様が座ってくつろげるように、手づくりの休憩コーナーも作りました。 |
棚はお客様に手にとってもらいやすいように高さがあり、奥ゆきは短く、生産者ごとに並べられています。
つい手が伸びたのは地元で「てんもんとう」と呼ばれる砂糖菓子。
ちょうど持ってきた生産者に、どうやって作るのか聞いてみました。
「生姜を薄切りにして大鍋に砂糖と一緒に入れて、半日ほどコトコト煮るのよ。農作業ができない雨の日の仕事。自分のところでとれた生姜だからね…」という「生姜のてんもんとう」は1 カップ150 円!
「安すぎるって言って、100 円から150 円に値上げしたんですけどね」と店長の伊神さん。
手間暇かけて作った作物を傷や不ぞろいだからと安く売る生産者も多い。そこで、消費者からの感想、要望を聞き、生産者へアドバイスや提案もしています。
「生産者とお客さんの間に立って、商品の裏にあるストーリーやメッセージを伝える直売所でありたいし、いつもは商品でしか繋がっていない生産者とお客さんが土楽の里でばったり会って、立ち話なんて場面が何より嬉しい」と伊神さんは言います。
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時間を見つけては生産者を訪問し、実際に畑を見せてもらい、話を聞き、関係を深めていくようになって、前より生産者が立ち寄る回数が増え、やりとりもしやすくなったそうです。
「土楽の里」は、商品をただ並べるだけの直売所ではなく、生産者やお客さんが一緒になって作る参加型の直売所へ変わろうとしています。 |
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