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まきべ〜のおでかけ日記
いすみライフマーケット
NPO法人 いすみライフスタイル研究所

スタッフオススメ特情報

第12回 いすみ“チーズ工房巡り”その2
チーズ工房IKAGAWA

文章:金澤修子 写真:金澤修子、岡田美保
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【チーズ工房IKAGAWA】

2007年にオープンした「チーズ工房 IKAGAWA」。
この工房を営む五十川敬記・明子夫妻は、東京から豊かな里山が残る、ここいすみ市へ移住してきました。

スイスの田舎暮らしをした経験から、自然と人が一緒に暮らすのが当たり前だった。その幸せを日本に帰ってきてからも続けたくて、できることからはじめていって出来上がったチーズ工房。

そんなお2人がつくるチーズは愛情いっぱいです。
チーズ工房IKAGAWA
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2頭の牛と共にはじめた酪農

五十川さんが作るチーズの原料となる牛乳は、毎朝お2人が飼われているジャージー牛たちから搾ったものです。
お2人は「牛さんからプレゼントされる牛乳、子牛が飲んだ後に私達が使わせてもらってチーズをつくっている」とおっしゃいます。
 
牛がまず健康であることを大切にされています。一年を通して24 時間、365 日の完全放牧。
広い放牧地で安全な牧草をたっぷりと食べた牛さんから出るミルクは、ほんとうに美味しいそうです!

牛たち
※お乳搾りのスタッフが見えると、牛さんは自分の方から寄ってくるそうです。母牛の後ろをついてくる子牛の姿も…。

のんびり幸せに暮らす牛さんのミルクだからこそ こんなに美味しいチーズができるのだなぁ…。とお2人。
 
五十川さんの1日はまず、近所の遊休農地の草刈りからはじめられるそうです。
その草を牛が食べ、農地にも手が入り美しく保たれる。
たまにご近所さんからお野菜を頂いたりもするそうです。
 
周りの人たちに支えられ、今日も自然の恵みたっぷりのチーズをつくります。

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スイスで触れた合った人々−農業で豊かに暮らす―

チーズづくりのきっかけはお2 人がスイスで暮らした経験の中にありました。 元々農業のベンチャー企業に勤務されていた御主人は、日本の農業の現状との「違い」を目の当たりにしました。

五十川さんご夫婦 スイスでは、美しい風景の中で、人と牛、羊、やぎが共に暮らしている。
そして、農家さんの考え方、生き方、価値観に驚かれたそうです。
自分達の国は自分達がつくっている自覚があって、スイス人の生活を自分たちが支えているという政府まかせではない自立した考え方を持っていたそうです。
 
森の手入れも自分達でしっかり行い、木の一本一本までできる限り把握しているほど。
御主人はこう言います。「人が豊かに暮らすためには農業が大切」と。

地球の恵みを授かり、それを人間の力で手入れし、美しく後世に受け渡していく、その自然と共に生きるスイスの農家さん達の姿に深く共鳴して、現在のチーズ工房ができあがりました。

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本場スイスにて学んだ伝統的なチーズ作り

五十川さんのチーズ 五十川さんご夫婦が作るチーズは「ムチュリ」と呼ばれるスイスの伝統的なチーズです。
 
アルプスの谷の小さな村に伝わる製法で作る手作り・無添加の昔ながらのチーズ。チーズを寝かせる岩室はご自身で掘ってしまったとか。思い入れの強さが伝わってきます。
 
その他にも、同じいすみ市内にいらっしゃる老舗チーズ職人の駒形さんから教えを受けたりしながら、モツァレラチーズやフレッシュチーズ、牛乳の中のクリームが多くなる時期にはクリームチーズやサワークリームなどさまざまな季節によって様々なチーズを作っています。

家族として共に過ごす牛さんから頂く大切で栄養たっぷりの牛乳。その牛乳から作った愛情たっぷりチーズを是非 一度味わってみてください。

 チーズ工房IKAGAWA
場所:千葉県いすみ市山田6623
TEL:0470−66−0825
営業時間:10:00〜16:00 ※事前連絡をおすすめします
定休日:不定期
HP:チーズ工房IKAGAWA

 <チーズ取り扱い店>※工房にて直売もしております。
・農産物直売所「ごじゃ箱 岬店」(岬町井沢)
・道の駅「つどいの郷 むつざわ」(睦沢町上之郷)
・石窯工房 Pain de NARU (睦沢町上之郷)


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