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まきべ〜のおでかけ日記
いすみライフマーケット
NPO法人 いすみライフスタイル研究所

スタッフオススメ特情報

第7回
太平洋を望む眺望と天然温泉が自慢!「ワイルドキッズ岬オートキャンプ場」

文章:佐々木千穂 写真:三星千絵、江崎亮 構成:大花慶子
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高秀牧場国道128号線から昭和堰の奥に進むと、ゲートの奥に、緑の芝生に覆われたひな壇が見えてきます。

ここは、敷地約1万坪、113もの区画を持つ巨大なオートキャンプ場。県内でも最大級の規模を誇ります。
 
今回は、いすみ市でも豊かな自然を活かした人気のアウトドアスポット、ワイルドキッズオートキャンプ場をご紹介します。
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1万坪の中に点在するおもしろスポット

この広大なキャンプ場の中にはいすみの自然が満喫できるおもしろスポットがいくつかあります。お話好きなオーナーの橋本欣之(よしゆき)さんがぐるりと案内してくれました。

 釣りとBBQと蓮の花見ができる堰
オートキャンプ場のゲートは堰側(第1)と海側(第2)に2か所あります。
このうち、第1ゲートの近くには、蓮の花で有名な「昭和堰」があり、7〜8月にはカメラマンがたくさん訪れます。
「ワイルドキッズ」では、その堰で釣りができるように、釣竿も貸してくれます(餌付きで700円より)。釣れる魚は、鯉、ふな、ブルーギル、ブラックバスなど。近所の子供達もよくやってきて、釣を楽しんでいるそうです。
また、堰やいすみの田舎の風景を見ながらバーベキューができるように、バーベキュー場も用意してあります。堰一面に咲き乱れる蓮の花を見ながらのバーベキューは、格別です。
BBQ場と釣り場 昭和堰の蓮
BBQ場と釣り場
 
昭和堰の蓮
 展望台まで続くスカイブリッジと遊歩道
キャンプ場の真ん中には切り立った2つの山があり、その間にはスカイブリッジがかかっています。スカイブリッジからは、太平洋と岬町の街並みが楽しめます。
山の展望台へと繋がっている遊歩道は、歩いて20分。ちょっとしたトレッキングになります。
スカイブリッジから見る太平洋と橋本さん 遊歩道
スカイブリッジから見る太平洋と橋本さん
 
遊歩道
 
 点在する洞穴(古代人住居跡他)
古墳時代の横穴式住居 場内を歩いていると、岸壁に洞穴があるのが見えました。
子どもの遊び場用で造ったものなのかな?と聞いてみると、「本物だよ。造成中に発見した古墳時代の横穴式住居だよ」とのこと。
高低差を利用して掘られた穴は保冷室に使っていたらしく、天井には、本物の鍾乳石が!
また、もう一つの洞穴には「先祖代々の墓」という看板がありました。土器などが出土したそうです。
謂れによると、オーナーの先祖がずっとこの土地を守ってきたそうですので、まさに先祖代々の墓かもしれませんね。土器などは管理人室に保管されているそうです。

古代から人が住んでいた…ということは、ずっと昔から、この土地は気候も温暖で食糧も豊かで暮らしやすかったのかもしれませんね。
 
古墳時代の横穴式住居
 ヨード風呂(露天風岩風呂)
ヨード風呂(露天風岩風呂) なんといっても、ここの自慢は、地下70mより組み上げたヨードを含む鉱泉の露天風岩風呂。
真っ黒な湯のヨード風呂は肌がスベスベになると大好評なのだとか。喘息やアトピー皮膚炎、皮膚病などにも効能があります。
 
ヨードとは、天然ガス採取の付随水であるかん水に含まれているハロゲン属の元素で、私たちの生存、成長に不可欠な生理作用を持っており、人体の必須元素です。ヨードの日本の生産量は世界生産量の約35%を占めそのほとんどが千葉県産となります。ヨードが不足すると「ヨード欠乏症」になり、甲状腺ホルモンの生産低下、発育や新陳代謝に重大な影響が生じるそうなのです。
 
このヨード風呂は1日530円(子ども320円)で、何度でも入浴が可能なので、ヨード風呂だけでも楽しんでみてはいかがでしょうか?(但し要予約)。シャンプー、石鹸等は常備してあるそうです。
 
自慢のヨード風呂(露天風岩風呂)
 
 月極めレンタルサイト
サーファーさん利用の月貸しサイト 「ワイルドキッズ」では、区画(サイト)を月極めで貸し出すこともやっているそうです。こちらは、都内在住のサーファーさんに月々1万円で貸しているサイトだそうです。ご自分でコンテナを設置され、気が向いた時にサーフィンしに来てこちらで寝泊まりし、キャンプ場の施設を使っているそうです。キャンプ場にこんな使い方もあるのか、と思わず感心してしまいました。
 
サーファーさん利用の月貸しサイト
 
 景色が選べるキャンプサイト
このキャンプ場の大きな魅力は、やっぱりサイト(区画)。手入れされた芝生が広がって気持ちがいい。それに、ひな壇になっているので、海側か堰側でまったく眺望できる景色が違うのです。予約が早ければ、自分たちの目的に応じて、たくさんの景色の中から選べます。
海側サイトは海が一望でき、海風と波音が満喫できる南国ムード満点の景色。堰側は田舎の風景を見下ろす景色ですが、海風を防げて買い物などのアクセスにも便利。リピーターの中には、“お気に入りのサイト”なんてあるみたいですよ。
海側のサイト サイト
 釣スポット「津々ヶ浦」がプライベートビーチ感覚
海側のサイト

キャンプ場の第2ゲートの目の前は釣りスポットで有名な「津々ヶ浦」。イシモチ・アジ・アイナメ等が釣れるそう。
普段は人影も少なく、プライベートビーチ感覚で散歩ができるかも。
また、時代劇の撮影にもよく使われるとか。

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はじめてのキャンプでも安心のサービス

国吉駅のレンタサイクル「キャンプ場に行ってみたいけど、テントの張り方わからない」と心配している方も、心配御無用。テントをレンタルする場合は、既にテントを張った状態で貸してくれるとのこと。もちろん、自分でテントを張りたい方は、その旨お伝えしていただければ可能です。
また「キャンプって初めてだから心配」という方には、キャンプに必要なものはたいていレンタルや売店で揃っているので安心。
炊事場は明るく使いやすくなっていますし、清潔なサニタリーとランドリーも完備しています。また、温水シャワーもあり、こちらは全て入場料に含まれています。
それから嬉しいことに、ここではレンタサイクルも無料。場内で乗るのだけではなく、お買いもの等に使えます。
ワイルドキッズ

岬から発信する「ワイルドキッズ」精神

オーナーの橋本さんにこちらのキャンプ場をはじめたきっかけを聞いてみました。
橋本さんは生まれも育ちも岬町。地元で長く不動産会社やガソリンスタンド等の商売をやっています。お婿さんの安史さんのアイディアで、「岬から観光になるものを生み出そう」「この土地を有効活用して、大勢の人に楽しんでもらおう」とキャンプ場経営を思いついたそうです。
「自然の中で無邪気に大人も子供も遊んでもらえたら」という意味を込めて、「ワイルドキッズ(野生の子)」となりました。
アウトドアブームの追い風と、多角的に楽しめるキャンプ場として人気となり、一回利用するとその良さにひかれ、今ではリピーターが3割〜4割を占めるそうです。

スタッフがGWにお邪魔した時には、テントサイトはいっぱいで、子供達の元気な笑い声が響いていました。
こんな風にだれもが童心にかえり“自然と友達になれる”ワイルドキッズ岬オートキャンプ場。
海で釣りやサーフィンを楽しみながら仲間達でワイワイBBQを楽しむもよし、子供達の原始人ゴッコにつきあってもよし。
木陰の中でゆっくり散歩して潮騒をBGMに本を読んだり、堰に浮かぶ月明かりを眺めたり、海から昇る朝日を拝むのもおススメ。
もちろん、ヨード温泉に繰り返し入って、ぐっすり眠るだけでもOK。
ここを発つ頃には、普段の仕事の疲れやストレスもすっかりそぎ落とされることでしょう。
みなさんもぜひ、いすみの自然の中に身をゆだねて、“ワイルドキッズパワー”を充電しに、活用してみてはいかがでしょうか?

ワイルドキッズ・マップ

 ワイルドキッズ岬オートキャンプ場
〒299-4503 千葉県いすみ市岬町和泉687
TEL 0470-87-7141
公式サイト http://www.wildkids.jp

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