<描く>日々の暮らしが仕事にもインスピレーションを与える
イラストレーターとして活躍するどらちゃん、絵本の制作や児童書の挿絵、いラ研のチーズマップのイラストなど活動は多岐に渡ります。
中でも最近出版したばかりの『ゆるゆるマクロビ生活---かんたん玄米菜食コミックエッセイ』(KADOKAWA/メディアファクトリー)では自身の暮らしをコミックエッセイという形で楽しく描きながら、誰でもつくれる簡単なマクロビレシピがたくさん出てきます!
私もまっさきに読んでみましたが、読みやすく、楽しい&役立つ一冊でおすすめです。
「ここでの暮らしを始めて、絵を気持ちよく描けるようになった」
物心ついたときから絵を描いていたというどらちゃん。
“暮らしの中で体感したことを描いているのかな“というその絵は見る人にその場所の雰囲気や匂いや感情を感じさせる広がりのある絵だと私は感じます。
その一部をここで紹介します。
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左上:梅仕事。梅干、梅ジャム、梅酵素ジュースなどをつくります。
上:畑の恵み。ご近所さんからいただいたり、家の畑で収穫したり。
左:稲刈り。友人の田んぼを手伝っています。無農薬天日干し。 |
色合いや筆のタッチなど、絵を見ていると絵の中を飛び出してその場所の自然の豊かさを同時に感じている自分に気づきます。見れば見るほど素敵だな〜。どらちゃんは絵に余白を残すことが多いそうです。
(写真)誰でも、子どもでも、手の届く道具で描いていたい。画材は水彩絵具が主。昔懐かしいクーピー色鉛筆なども。
その理由を聞いてみると、「見る人に色々なことを想像してほしいからかな〜」というこたえが返ってきました。いすみに来て自分の絵を評価してくれる人が増えたそうです。喜ばしいことですね!
きっとさらに絵に磨きがかかってそして、その絵からあふれる豊かさに共感してくれる人が周りにいてくれる、それって幸せなことだな〜と感じ嬉しくなりました。
最後にどらちゃんのこれからを聞いてみました。
「人生すべては思い通りにはならないけれど、こういう暮らしの中で生きていきたい。そういうものを日々感じながら、もっとこうしていきたいを積み上げていきたい。よりよいところを求めて行動していけば、辿り着きそうな気がする。自分が思っているだけではできないと思うからまわりの人を大切に日々過ごしていきたい」
日々のひとつひとつの選択をより心地よいものを選んでいく。そんなどらちゃんの丁寧な暮らしぶりを感じることができました。今後ますますのご活躍をお祈りしています。
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どらちゃん(せきねゆきさん)プロフィール
イラストレーター。埼玉県川越市出身。『晩夏』で第9回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。2012年4月から2013年3月、千葉県いすみ市のブラウンズフィールドにてまかないを担当。その後、同市に移住。 ☆どらちゃん作成「チーズマップinいすみ」→★(こちらをクリック)
近日「パンマップinいすみ」公開予定! |