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まきべ〜のおでかけ日記
いすみライフマーケット
NPO法人 いすみライフスタイル研究所

自分生活@いすみ

第9回
移住者座談会1 都会的+自然満喫ライフ

座談会開催日:2012年4月25日(水) 司会・文:江崎亮 写真:三星千絵
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+座談会出席者(五十音順)

大塚亜季子:30代独身、自由業(開業準備)、移住2ヶ月
ブログ:房総 "いすみ" に 畑つきエコアパートをつくる?

田中 猛:30代独身、web制作・プログラマー、移住1年

野村ちゆき:30代独身、看護師、移住1年4ヶ月
 ブログ:ちゆきingのhappyの気づき

深江英雄:40代独身、自由業(田舎暮らし研究家)、移住4ヶ月
 ブログ:悠々自適に田舎暮らし したいな・・・

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座談会風景  今回の「自分生活@いすみ」は、いすみに移住してからまだ日の浅い方々にお集まりいただき、はじめたばかりの「自分生活」についてお話をうかがいました。
 
これまで、「自分生活@いすみ」というコンテンツでは、移住してからある程度時間が経ち、「自分生活」を確立してきている方々を取り上げてきました。
これからは、加えて、座談会というかたちで、移住暦とは関係なく、「いすみ暮らし感」をより幅広く、気軽にご紹介していきたいと考えています。
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ネットで知って、「お引っ越し」感覚でいすみへ

司会:
本日は、お忙しい中、お集まりいただきありがとうございました。
まずは、簡単な自己紹介といすみを知ったきっかけ、いすみに移住したきっかけなどについてお聞かせいただければと思います。

大塚さん  大塚:
雑貨屋さんを自然の多いところで開業したくて、いすみに来ました。大塚です。

2年前くらいから、東京から日帰りで行けるところに引っ越そうと考えて、ネットで候補地を探していました。
湘南とか土地が高くて「ちょっと私には手が出せないな〜」、と思っていたところに、海つながりで房総R不動産が目に付き、「房総もありかな」、と思いました。

いラ研さんの「女性限定ツアー」と「エコな暮らし方ツアー」に参加し、いすみの「welcome」で「あったかな雰囲気」がとても気に入って、引っ越しを決めました。「暮らしサロン」やいラ研さんがあって、入りやすかったです。

いすみに「畑つきエコアパート」を建てて、そこの管理人をやりながら隣で雑貨屋さんをやろうと思っているのですが、今は、その準備中ということで、仮住まいで一宮の海沿いにアパートを借りて住んでいます。
田中:
webのプログラミングの仕事をしている田中です。
東京・中野でアパート住まいをしていたのですが、契約更新を機に、遠くへ引っ越すのもいいかなと思って、いろいろ調べました。

mixiの田舎暮らしのコミュニティで、いラ研さんの「移住ツアー」を見て、はじめていすみを知りました。
ツアーに参加して、悪い印象はなかったです。
八王子かいすみか迷ったんですが、ネタ(話題)作りも兼ねて、海の近くに住むのもいいかなと思い、1年前に大原にアパートを借りました。
 田中さん
野村さん  野村:
野村です。看護師をしています。移住の前は、東京の新宿に住んでいました。

海が好きで、旅行をしようといろいろネットで場所を探していたら、手ごろで雰囲気が良さそうなので、「九十九里ビィラそとぼう」さんに泊まりに来ました。
いすみに来たのは、その時がはじめてです。2年前のことです。
その時に、「九十九里ビィラそとぼう」のすぐ近くにある太東岬を見に行ったのですが、その時に、NPO太東埼燈台クラブの方といラ研さんのスタッフの方がいらして、市内を観光して回ってくれたんですね。

その時の印象が良かったので、ノリで引っ越して来ました。
せっかくなら海の近くで広いところに住みたいと、江場土に一軒屋を借りています。
深江:
「田舎暮らし研究家」の深江です。大型第二種運転免許でできる仕事など、フリーで仕事をしています。

実は、田舎暮らしははじめてではなく、2008年栃木県那須へ移住、2010年福島県白河に移住。2011年2月に怪我で仕事を休職、3月の震災の影響もあり、埼玉の実家に戻るまで、本能の赴くままに田舎暮らしをしていました。

去年の8月から東京のシェアハウスで暮らしていたのですが、また田舎暮らしがしたくなっていたところに、mixiのコミュニティでいラ研さんの「エコな暮らし方ツアー」を見つけて参加しました。
いすみを知ったのは、それがはじめてで、参加してみて、すごくいすみが気に入りました。
ツアー参加後、1ヶ月で和泉の一戸建て賃貸を借りて、引っ越してきました。
 深江さん

司会: ありがとうございました。 「移住」というよりも「引越し」という感覚で、皆さん、意外と気軽にいらっしゃっているんですね。

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都会的ライフスタイル+自然の豊かさ満喫=いすみ生活

司会:
さて、次なのですが、いすみに引っ越してくる前と後では、暮らし方でどんな変化がありましたか?

野村:
仕事内容自体に変わりはないのですが、通勤が大変なので、勤務先を東京から千葉へ変えました。

仕事が忙しく、ライフスタイル自体に大きな変化はないのですが、広いところに住みたかったので、とても満足しています。星空と空気がきれいなのも、いいですね。

変化と言えば、新宿に住んでいた時は、ジムに通っていたのに全然痩せなかったんですが、移住して14kgも痩せられて、とてもうれしいです。
オフの時は、いラ研のスタッフの方に遊びに連れていってもらっています。
「リアル謎解き合コン」に参加し、参加した男性とお付き合いがはじまったという噂が…。)

野村さんと深江さん

田中:
私の場合、パソコンとネットがあれば、どこに住んでいてもできる仕事なので、移住前後で生活パターンは、変わっていないですね。
実は、新宿のゴールデン街が好きなんですが、週2回くらいは新宿に飲みに行ってます。
午前3時くらいまで飲んで、漫画喫茶で時間をつぶして、電車が動き出してから大原まで帰ってくるパターンで、全く不自由を感じてません。
そう言えば、時々、沢蟹に出くわすのにはびっくりします。

一同:
確かに。

野村:
蟹ではないですが、梅雨時とか、かえるが道路一杯に跳ねていて、轢きたくないのに轢いちゃうのが、つらいです。

一同:
あれはどうしようもないですよね(笑)。

深江:
私は、東京暮らしが長く、都会の人ごみや満員の通勤電車がイヤで、常に田舎暮らしをしたいと思っていました。また、狭いアパート暮らしで隣の物音などが気になり、それもストレスで、広い一戸建てに住みたくなりました。
こちらに来て、ほとんどが車移動になり、信号も少なく、住まいも広くなったので、家の中で声を出して歌えるようになったり、ウグイスの声が聞こえたりして、ストレスのない快適な暮らしをしています。こちらは家賃が安いのでいいですね。

大塚:
東京では駒沢公園の近くに住んでいたので、緑のある場所もあったのですが、より自然豊かなところで暮らしたいと思うようになったんですね。
移住してからも生活パターンに変化はなく、犬の散歩は変わらずできますし、月に5日くらいは東京に行って最先端の刺激も得られているので満足です。
犬の散歩の時、海岸を歩くと気持ちいいですし(まだいすみではないですが…)、この季節、朝、鳥の鳴き声が素晴らしいです。
これまでの東京での日常生活に、より豊かな自然がくっついてきた感じです。

一同:
そう言えば、星の多さと月明かりには、驚きました。

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いすみの人は、あったかくてフレンドリー

司会:
次に、いすみに対する不満や良さ、地元の人の印象など、ありましたら、お聞かせください。

一同:
過剰な期待を持たずに来ているので、不満は特にないです。
敢えて言えば、物件が少ないことでしょうか。

深江:
いろいろなイベントがあって、人とのつながりができるのがありがたいですね。
移住してきても、孤独というのを感じる暇がありません。
東京だけでなく、同じ田舎の那須でも、そういうつながりを持てる機会に恵まれず、とても孤独で、休日は引きこもりの生活でした。

田中:
あまり深く考えないで引っ越してきたのですが、地域に入りこんだら、それはそれで何とかなる、ということがわかりました。
移住者だから「のけ者」という経験はないです。
このあいだ、大原商店街で一人で飲んでいたら、居合わせた地元の人と意気投合しました。その人は普通に標準語を話されていたので、都会生活の経験がある方だったかとは思いますが。

いすみの良さを、なかなか言葉に表すことができませんが、とにかく、「いすみに来て、住んでみる!」といいと思います

大塚さんと田中さん

大塚:
人があったかくて、フレンドリーなのに驚きました。
また、都会に近いのに、里山があり、川があり、海がありと、自然のスケールがこじんまりしていないのもいいです。
買い物は、東京にいた頃からネットショッピングもよく利用していたので、今更不便を感じないですね。
農家の直売所が多いのもうれしい。

田中:
食材が安くて、都内に比べると信じられない。

野村:
確かに、暮らしやすいです。

大塚:
それと、官民連携で「暮らしサロン」をやってくれているのは、意義が大きいと思いました。
とりあえず、そこに行けば地元の情報を何かしら得ることができるというのは、外から見るとありがたいです。
外からやってくるのに、ハードルが下がる感じがします。

一同:
でも、いすみの人が優しいと言っても、やはり引っ越してくる人の側にも地元の人とコミュニケーション取るぞという覚悟は必要かもしれませんね。

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都会とつながっている田舎、いすみ

司会:
ありがとうございます。
では、最後に、いすみでこれからやっていきたいことをお聞かせください。

座談会

野村:
ノリで引っ越してきたこともあり、仕事ばかりに時間を取られて、いすみの良さをまだまだ楽しんでいないんですね。
なので、これから、ゆっくり楽しみたいです。

一同:
結婚とか!

野村:
………。

深江:
週末、「森林塾 かずさの森」にログハウスづくりなどを手伝いに行っているのですが、塾長のお金を使わない豊かな暮らしを間近で感じているうちに、自分が理想とする田舎暮らしが見えてきました。
都会暮らしのような「面倒くさくない生活」から、わざわざ「面倒くさい生活」へ。
塾長が当たり前にやっている、薪割りや薪でお風呂やを沸かしたり、ご飯を炊いたりなどなど、不便がとっても面白いです。
将来的には、山林を購入して、セルフビルドで家を建て、昭和30年代のような、自給自足の暮らしをしたいと思っています。

大塚:
この冬に畑つきエコアパートと雑貨屋をオープンする予定です。
地元の人や移住してきた人、都会から遊びに来た人など、いろいろな人と交流できる場づくりをやっていきたいと思っています。

田中:
ノリで来たんですが、来たからには、ここでできることを、ちょこちょことつまんでいきたいです。
家庭菜園的なこととか。
この間、転出する人から軽自動車を3万で譲っていただいたんですが、やはり車があると行動範囲が広がりますね。これまで自転車だったんです。3万で軽が手に入るというのも驚きなんですが。
これから本格的に、いすみ暮らしを満喫していきたいと思います。

司会:
「移住」というと、何か大げさな感じがしますが、「引越し」というと、力が抜けていい感じかもしれませんね。今回は、皆さん独身ということもあるのかもしれませんが、それを割り引いても、いい視点をいただいたと思います。
 
また、「都会」対「田舎」という2項対立的な見方ではなくて、「都会とつながっている田舎、いすみ」、「都会と地続きの田舎、いすみ」という感覚でいらっしゃっているのが、とても参考になりました。
 
本日は、本当にありがとうございました。


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