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いなかからのお便り -いラ研ブログ-
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いなかからのお便り -いラ研ブログ-

千葉県房総・いすみ地域で田舎暮らし情報の提供活動を行うNPO法人いすみライフスタイル研究所のブログです。

山梨県研修遠征1:「市町村等移住担当者研修会(中間支援組織関連)」のご報告

山梨県総合政策部地域創生・人口対策課にお招きいただき、3月24日午後、山梨県甲府市にある山梨県庁で、「市町村等移住担当者研修会(中間支援組織関連)」の講師を務めてきました。

この研修会は、山梨県における移住者支援の民間団体等(中間支援組織)の活動をより活発にしていくために開催されました。
山梨県は、「田舎暮らしの本」で移住希望人気全国NO1に輝く県なのですが、移住後のケアをどうしていくか、移住前のイメージの膨らみ方と移住後のギャップをどう埋めていくのかの部分を、NPOなどの中間支援組織で手厚くしていきたいのだそうです。
今回、光栄にもいラ研をその研修会の講師として呼んでいただきました。

山梨県さんとのご縁は、昨年2016年10月10日(月・祝)にいすみ市内岬ふれあい会館で行われたハロプロのイベント「SATOYAMA&SATOUMI 秋キャンプ in いすみ」に山梨県さんが出展されており、その時の交流がきっかけでした。

さらに、「SATOYAMA&SATOUMI 秋キャンプ in いすみ」開催のきっかけになったのは、2015年10月25日(日)に天津神明宮で行ったイベント「房総ジャンボリー Live.1.0 + 自由広場」に「Bitter&Sweet」さんが出演してくださったことでした。

小さいイベントでのタレントさんの出演でできたご縁が、いすみで2,000人規模のイベント開催へとつながり、山梨県の取り組みの見本として呼んでいただけるまでにつながっていったことに驚くとともに、地道に続けてきたいラ研の活動が、利害関係のない第三者の目から見て評価していただけるものであるということがわかり、うれしく思います。
もしかしたら、これは、天津神明宮のご利益なのでしょうか。

さて、研修会ですが、甲府市をはじめ25の市町村のまちづくり・移住定住担当部署の職員37名、4地域の県民センターの地域創生担当者5名、4つの街づくり団体から8名の計33団体、50名の方々にご参加いただきました。

まず最初に、理事長の高原からいラ研の活動全般について、ご説明させていただきました。

次に、顧問の君塚が、いラ研設立の経緯や、地域への「危機意識」と「志」について話をさせていただきました。移住定住に関する中間支援組織をどう作り、どう運営していくのか、今回研修会に参加された方々の一番の関心事項のひとつだったように思われました。

最後に、江崎の方から、情報発信について「地域を編集・メディエイトする」という切り口で話をさせていただきました。

いラ研の持ち時間は1時間の予定だったのですが、20分ほどオーバーしてしまいましたが、会場の皆さんには熱心に聞いていただき、ありがたかったです。

研修会は、その後、山梨県北杜市の事例が紹介されました。
北杜市は、山梨県で最も移住定住促進活動で先進的に取り組まれている市だそうで、総務部地域課の宮川課長、清水ふるさと創生創生担当官のお二人が、北杜市の取り組みについてお話をされました。
「全国住みたい地域No1」の県をリードされているだけあり、私たちも参考になるところがたくさんありました。

研修会は、一旦ここで終了し、第2部として意見交換会が行われました。
交換会では、4つのグループに分かれて、それぞれのグループに、高原、副理事長の奥村、君塚、江崎が入り、講演を受けたかたちでより踏み込んだやりとりをさせていただきました。

いラ研のNPOとしての活動範囲が、企画、産業振興、観光と広いこと、多面的に情報発信していること、一過性でなく事業の繋がりを重視していることなどを評価していただきました。

参加者の皆さんが出席してよかったとおっしゃっていたとのことで、我々も任務を果たせて、よかったです。

私たちは、この後、甲州市の政策秘書課地方創生推進室の方々と合流し、宿泊先の甲州市に向かいました。

(えざき)

3月25日(土)に岬公民館で「第2回・生物と環境に関する中・高校生交流会」が行われます。

日にちが迫って来ましたが、環境教育に関するイベントのご案内です。

夷隅郡市自然を守る会と房総野生生物研究所の主催で、3月25日(土)に、中学生と高校生の発表&交流会が行われます。

中学生は科学論文展で入選した個人及びグループでの研究を、高校生は部活動(生物部)で行なってきた調査研究の成果を発表してくれるそうです。
中高校生の発表の前には長年コウモリの観察を続けてきた大藪健さんのミニ講演もあります。
そして、最後に交流会。地域で生物や環境ついて活動している人たち、小中学校の理科関係の先生、生徒たちの保護者など、参加者全員での自由な意見交換が行われる予定です。

生物、自然、環境、科学、生物多様性…などに興味のある方はもちろん、あまり興味がないけど中高校生が発表するのを見てみたいくらいの軽い気持ちでの参加も大歓迎だそうです。興味ある方は、ご参加ください。

なお、いラ研スタッフのどらちゃんも参加する予定で、先日配布開始した地球環境基金事業の一環で作った漫画『或る海と川と里山の話』を中高生のみんなに見てもらいながら、制作秘話などを話してくれるそうです。

日時:2017年3月25日(土)
参加費:無料(小学生も大人も誰でも参加できます!)
会場:岬公民館 2階/第3・第4研修室
問い合わせ:090-9012-2573(手塚)
主催:夷隅郡市自然を守る会・房総野生生物研究所
協賛:富士ゼロックス・端数倶楽部
後援:いすみ市教育委員会

(えざき)

※このブログの記事は平成28年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

2月18日(日)、蔦谷栄一氏、仲谷淳氏を招き、「農的ライフスタイルデザイン勉強会」を千町保育所跡地で行いました。

遅くなりましたが、1か月ほど前のイベントのご報告となります。
2月18日(日)13時半から千町保育所跡地で「農的ライフスタイルデザイン勉強会」を行いました。

この勉強会は、地球環境基金の助成金を受けて実施しました。
里山里海の環境保全を行う啓蒙活動事業の一環として、里山里海の環境保全のためには農業の活性化はもちろんのこと、暮らしの中に農的な要素を加えていくことが重要ではないか、また、そのことが地域の魅力アップや活性化にもつながるのではないかという問題意識と仮説から行いました。

当日は、講師として、蔦谷栄一氏(農的社会デザイン研究所代表)、仲谷淳氏(中央農業総合研究センター)のお二人をお招きしました。

蔦谷さんには昨年2016年9月の勉強会で、我々から、
・耕作放棄地
・新規就農
・農家の流通体制づくり、都市部との接点づくり
・獣害被害
の4つのテーマについての知見をいただきたいということで一旦持ち帰っていただいたのですが、今回、その回答をいただきました。

また、仲谷さんには、今年度集落単位で取り組んだイノシシ対策の概要、イノシシの被害について、改めてお話しいただきました。

今回の勉強会は、参加人数が少なかったため、形式ばった講演形式はやめ、円卓会議のかたちで、お二人の先生方の話をきっかけにして、思ったこと感じたこと、気になったことなどをやり取りするかたちにしました。

蔦谷さんからの資料(一部抜粋)
———————————
<基本テーマ>農と里山里海環境保全とライフスタイルをつなぐ
[課題についての基本的整理]
1、耕作放棄地をどうするか~海外も含めた事例、実践者との交流→地域資源としての活用
 ○水田利用のステップ
  ・米→酒米→米粉→飼料用米・飼料用稲→エタノール→放牧
 ○放牧
  ・畜政での位置付け
  ・多様な放牧形態:水田放牧、林間放牧、山地酪農
  ・中小家畜の活用
 ○その他
  ・体験農園等
  ・退耕還林
2、新規就農をどう呼び込むか~担い手の育成、受入の事例→農業・農村の魅力発現、経済的自立
 ○対応策
  ・法人化しての雇用(教育ファーム的運営)
  ・里親制度
  ・ビジネスモデルの確立
○現場からの主な声
  ・基本は家族経営、法人の雇用<徒弟・里親制度
・資金助成より自立支援
・「よそ者・若者・馬鹿者(変わり者)」の受入体制
  ・農地より家
3、農家の流通体制づくり、都市部との接点づくり~農業を生業にして成り立つためにどうしたらいいのか?→地域に対する誇り、地域コミュニティと地域内循環
 ○産地づくり
  ・差別化(横手・浅舞酒造のテロワールへのこだわり)
○消費者との直結―ICTによる情報発信と宅急便の活用、生協等との取引活用、CSA
○農商工連携
○地域自給圏(FEC)、市・フリーマーケット
○祭り、地域発見(ブラタモリ)
4、獣害被害~その対策→命をいただく、棲み分ける
 ○ジビエ
○様々なトライアル
○混交林
5、その他
 →取組主体の形成、人づくり
 ○「協同労働」という取組み方
 ○あらたなコミュニティづくりと“バール”“カフェ”
———————————

この日は、いろいろなイベントと重なり合い参加者が少なくて、残念でした。
せっかく遠方からお二人の先生に来ていただいたのですが、我々のPRの力が弱かったため集客が十分ではなく、とてももったいないことをしてしまいました。

今年度のこの事業は、3月19日のリバークリーンで終了したのですが、来年度も申請中で、もし申請が通りましたら、次はもっと効果的な集客、啓蒙活動を行いたいと思います。

蔦谷さん、仲谷さん、遠方からありがとうございました。

(えざき)

※このブログの記事は平成28年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

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