大沢昌助資料室ナギサ 2014年10月の展示
今月もご案内が遅くなってしまいました。申し訳ありません。
今月の大沢資料室は、秋っぽい色、題材のものを集めて展示されています。
また、画廊の展示ではあまり見ることのない、スケッチブックの作品も展示されています
左上:「コラージュ」、1989年(86歳)
右下:「秋の晴れた日に」水彩、1986年(83歳)
左下:「無題」水彩、1984年(81歳)
練馬区立美術館・追悼展出品
右:「かざす」油絵、50号、1996年(93歳)
練馬区立美術館・追悼展出品
長者の海岸にて
「沼・緑」油絵、50号、1996年(93歳)
松岡映丘(柳田国男の弟)の作品「伊香保の沼」に触発されて描いた絵だそうです。
若い頃、その絵の中に描かれている女性の「この世のものとは思えない美しさ」に魅了されたとのこと。
左:「戸隠し」水彩スケッチ、1942年(39才)
練馬区立美術館「昌助・三之助展」出品
真中下:紙パレット、1991年(88歳)、常設展示
右上:裸像、デッサン、1974年(71才)
※先生の版画集を300円+82円(送料)でお分けしております。ギャラリーアルカディアまでお申し込みください。
〒299-4622 千葉県いすみ市岬町押日163-3
先生のコレクションが練馬区立美術館に多いのは、先生がお住まいだった大田区に美術館がなかったこと、当時の練馬区立美術館の学芸員の方が、見識が高く、区内の作家に限らず、日本全国の優れた作家、作品を集められました。その中に先生の作品がたくさん含まれていたためです。
80歳を過ぎてからも、ますます活き活きとした作品を描き続けられ、息をするように自然体で絵を描かれた大沢先生の作品を、間近にご覧になりたい方は、ぜひお越しください。
◆大沢先生のオリジナル版画をまとめたパンフレット好評です。
このパンフレットに掲載されている作品は、練馬区立美術館にコレクションされており、現在もお買い求めいただくことができるものです。興味のある方は、大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア(0470-87-9379)までお問い合わせください(版画購入の際、返品は不可)。
又、資料室を見学にいらした方には版画集をさしあげます(A4 、16ページ、300円)。
大沢先生の絵は、多くの美術館だけでなく、資生堂やキヤノン、SANYO(三陽商会)などの企業からもコレクションされています。東京の画廊の方もよくいらっしゃるそうで、美術好きの方、絵の勉強をされたい方は資料室へぜひ足を運んでみてください。
また、大沢先生がいすみの海を描いた「海景」という題の版画の絵葉書ができました。100円です。
大沢先生が描いたいすみの風景画の絵葉書、この他にも作るそうですので、お楽しみに。
(えざぴ)
■「大沢昌助絵画資料室 ナギサ」概要
日本の洋画界を代表する大沢昌助先生(1903-1997)の作品を中心に、
他の作家さんの陶芸作品などを展示しています。
美術の専門家だけでなく、次の時代を担う子供たちや若者たちにも、
ぜひ心の目で作品に触れて欲しいと願い建てられた、小さな六角形の資料室です。
作品:学生時代より93 歳まで収蔵。毎月展示替。
常設:油絵(美術館レベルの大作含む)、水彩、デッサン、版画、コラージュ、
絵付け陶器作品を20 点以上常設展示。
公開:12:00-17:00、水曜・休、要・予約。
料金:大人500 円、学生無料。
大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア
Tel&Fax 0470-87-9379
http://osawashosuke.com/