「里山の学校」土曜学校園長からの子育てに関する回答
10/9にドキュメンタリー映画「里山の学校」上映会に際し、
土曜学校の宮崎園長に来場者からの質問に答えていただきましたが
その当日答えられなかった部分もあるかと思います。
その後、土曜学校から別の上映会ですが質疑応答をまとめたものを
関係者を通していただきました。
いすみでの上映会の質問と重複するところもあり
「子育て」に関するさまざまな悩みに参考になることも多く、
いラ研のブログで少しご紹介させていただきたいと思います。
●子ども同士のけんか、それを見守ることについて
話し合いで解決することが常識の昨今、子ども達は怒りを爆発させることができずにいます。
怒りが抑圧され、子ども達の心は「無力感の固まり」になっていくのです。
だから喧嘩は起こるべきです。
今の日本の子供達のいじめの大半が9才までの喧嘩の容認とその消化体験によって解決されて
いくのではないかと予感しています。(一部省略)
5歳半になれば、大人がすぐに介入せず口も出さず「見守ること」はとても重要になります。
大人が先ずしゃしゃり出てはならないのです。葛藤体験が先にあるべきなのです。
そして全ての第1歩は子ども達が選び決めるのです。
●子供の本気に向き合うために保育園で大切にしていることはありますか?
①子供達の自己判断を大事にします。
つねに自分の意志が無視されていると、赤ちゃんでさえ何かを意欲し意志することを
しなくなります。
②ありのままの感情表現を奨励します。
喜怒哀楽の全てに渡って。心の裡がスッと顔に表れるのがいいです。
常に大人の顔色を窺うように強いられていると(一部省略)正直な自己感情を持つことが
困難になっていきます。そして人の悲しみ等に対して無感情になれ、感情遮断が平然とできる
冷酷な人間になっていきます。
他にも
・子供達を「信頼している振り」をすることから始めましょうか。
・子育ての大前提は、夫婦が仲良し。親が元気。
お母さんは子どもの前では「ニコニコしている」ことが仕事です。
など、今の子供達の抱えている問題に向き合う為の考え、ヒントが宮崎園長の言葉の中に
あるように思います。
いラ研事務所にこの質疑応答結果、「里山の学校」パンフレット等ありますので
ご興味のある方はご連絡ください
里山の学校HPはこちらから(→★)
(みほ)
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