大沢昌助資料室ナギサ 2014年4月の展示
ナギサ4月の展示と先生の展覧会のご案内です。
まず、展覧会のご案内です。命日を記念し、毎年テーマ毎に5月に展覧会が開催されています。没後17回を迎える今年のテーマは「風景」です。
◆5月10日(土)-18日(日) 11:00-19:00(日曜日/最終日17:00まで)
場所:ギャラリーアビアント(130-0001東京都墨田区吾妻橋1-23-30-101 03-3621-0278)
◆5月24日(土)-6月1日(日) 12:00-19:00(最終日17:00まで)
場所:ギャラリーブロッケン(184-0004東京都小金井市本町3-4-35 042-381-2723)
※なお、展覧会の開催に伴い、5月9日より19日まで、ナギサはお休みになります。ご注意ください。
さて、4月の展示は、春らしく、明るい色彩の絵が展示されています。
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左上:コラージュ、1989年(86歳)
右下:「ソフトライン」オイルパステル・水彩、1991年(88歳)
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左下:「静物」油絵、10号、1942年(39歳)
練馬区立美術館・変身変貌展出展
練馬区立美術館・生誕100年展出展
右上:「梳る女」油絵、30号、1957年(54歳)
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「静かな日」油絵、15号、1990年(87歳)
「茶色、カチッとしているんだけど、これがまん中の赤がいい。まわり黄っぽいような茶でしょ、すごく映えていいんだ」s.o.
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左上:「晩春」水彩、1946年(43歳)
「鴨川に友人がいた。父の別荘が九十九里にあった」
練馬区立美術館に出品
真中下:紙パレット、1991年(88歳)、常設展示
真中右上:「うずくまる」水彩、1972年(69歳)
練馬区立美術館・追悼展出展
右:「書き物をする娘」水彩、1992年(89歳)
練馬区立美術館・追悼展出展
先生のコレクションが練馬区立美術館に多いのは、先生がお住まいだった大田区に美術館がなかったこと、当時の練馬区立美術館の学芸員の方が、見識が高く、区内の作家に限らず、日本全国の優れた作家、作品を集められました。その中に先生の作品がたくさん含まれていたためです。
80歳を過ぎてからも、ますます活き活きとした作品を描き続けられ、息をするように自然体で絵を描かれた大沢先生の作品を、間近にご覧になりたい方は、ぜひお越しください。
◆大沢先生のオリジナル版画をまとめたパンフレット好評です。
このパンフレットに掲載されている作品は、練馬区立美術館にコレクションされており、現在もお買い求めいただくことができるものです。興味のある方は、大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア(0470-87-9379)までお問い合わせください(版画購入の際、返品は不可)。
又、資料室を見学にいらした方には版画集をさしあげます。
大沢先生の絵は、多くの美術館だけでなく、資生堂やキヤノン、SANYO(三陽商会)などの企業からもコレクションされています。東京の画廊の方もよくいらっしゃるそうで、美術好きの方、絵の勉強をされたい方は資料室へぜひ足を運んでみてください。
また、大沢先生がいすみの海を描いた「海景」という題の版画の絵葉書ができました。
いラ研でも100 円で販売しておりますので、 いすみのおみやげや記念にお買い求めいただいたり、飾っていただければと思います。
大沢先生が描いたいすみの風景画の絵葉書、この他にも作るそうですので、お楽しみに。
(えざぴ)
■「大沢昌助絵画資料室 ナギサ」概要
日本の洋画界を代表する大沢昌助先生(1903-1997)の作品を中心に、
他の作家さんの陶芸作品などを展示しています。
美術の専門家だけでなく、次の時代を担う子供たちや若者たちにも、
ぜひ心の目で作品に触れて欲しいと願い建てられた、小さな六角形の資料室です。
作品:学生時代より93 歳まで収蔵。毎月展示替。
常設:油絵(美術館レベルの大作含む)、水彩、デッサン、版画、コラージュ、
絵付け陶器作品を20 点以上常設展示。
公開:12:00-17:00、水曜・休、要・予約。
料金:大人500 円、学生無料。
大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア
Tel&Fax 0470-87-9379
http://galleryarcadia.jp/
カテゴリー : お知らせ