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いなかからのお便り -いラ研ブログ-
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いなかからのお便り -いラ研ブログ-

大沢昌助資料室ナギサ 2014年3月の展示

ナギサ3月の展示のご案内です。
今月もあと数日を残すだけとなってしまい、ご案内が遅くなり申し訳ありません。

今回は、書籍や雑誌の表紙を飾った先生の絵がテーマ。4点、展示されています。
また、版画としては、大きいサイズで、海外で評価の高い「そうぐう」も展示されています。

左上:コラージュ、1989年(86歳)
右下:「海辺で」水彩、1984年(81歳)
 三木卓の本の装丁

左:「そうぐう」版画、1989年(86歳)
 パリ、SAGA展出品
 グランパレ美術館
右:「エチュード」油絵、40号、1997年(93歳)
 練馬区立美術館・追悼展出展
 「ドビュッシー晩年の「練習組曲」(エチュード)内田光子の演奏をいつもきいていた」

「朝の陽光」油絵、30号、1994年(91歳)

左上:「顔」油彩3号変形、1970年代・未発表(オール読物表紙)
 先生は20年くらい「オール読物」の表紙を描かれていました。
真中下:紙パレット、1991年(88歳)、常設展示
右:「雑誌・群像表紙」水彩、1960年代(60歳代)
 先生は10年くらい「群像」の表紙を描かれていました。

「無題」水彩、阿部昭「変哲もない1日」の表紙

先生のコレクションが練馬区立美術館に多いのは、先生がお住まいだった大田区に美術館がなかったこと、当時の練馬区立美術館の学芸員の方が、見識が高く、区内の作家に限らず、日本全国の優れた作家、作品を集められました。その中に先生の作品がたくさん含まれていたためです。

80歳を過ぎてからも、ますます活き活きとした作品を描き続けられ、息をするように自然体で絵を描かれた大沢先生の作品を、間近にご覧になりたい方は、ぜひお越しください。

※過去の展示のご紹介はこちら→★

◆大沢先生のオリジナル版画をまとめたパンフレット好評です。
このパンフレットに掲載されている作品は、練馬区立美術館にコレクションされており、現在もお買い求めいただくことができるものです。興味のある方は、大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア(0470-87-9379)までお問い合わせください。
又、資料室を見学にいらした方には版画集をさしあげます。
大沢先生の絵は、多くの美術館だけでなく、資生堂やキヤノン、SANYO(三陽商会)などの企業からもコレクションされています。東京の画廊の方もよくいらっしゃるそうで、美術好きの方、絵の勉強をされたい方は資料室へぜひ足を運んでみてください。
また、大沢先生がいすみの海を描いた「海景」という題の版画の絵葉書ができました。
いラ研でも100 円で販売しておりますので、 いすみのおみやげや記念にお買い求めいただいたり、飾っていただければと思います。

大沢先生が描いたいすみの風景画の絵葉書、この他にも作るそうですので、お楽しみに。

(えざぴ)

■「大沢昌助絵画資料室 ナギサ」概要
日本の洋画界を代表する大沢昌助先生(1903-1997)の作品を中心に、
他の作家さんの陶芸作品などを展示しています。
美術の専門家だけでなく、次の時代を担う子供たちや若者たちにも、
ぜひ心の目で作品に触れて欲しいと願い建てられた、小さな六角形の資料室です。
作品:学生時代より93 歳まで収蔵。毎月展示替。
常設:油絵(美術館レベルの大作含む)、水彩、デッサン、版画、コラージュ、
絵付け陶器作品を20 点以上常設展示。
公開:12:00-17:00、水曜・休、要・予約。
料金:大人500 円、学生無料。
大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア
Tel&Fax 0470-87-9379
http://galleryarcadia.jp/

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