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いなかからのお便り -いラ研ブログ-
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いなかからのお便り -いラ研ブログ-

大沢昌助資料室ナギサ 2014年2月の展示

ナギサ2月の展示のご案内です。

今回は、「空中に足あげる人」がメインの展示です。
面白いのは、そのデッサンも同時に展示されていること。デッサンとは言え、絵としての完成度は高く、そのまま飾ってもまったく違和感のない作品になっています。

左上:コラージュ、1989年(86歳)
右下:「婦人像」紙にアクリル、1987年(84歳)

「廃墟と静物」油絵、25号、1949年(46歳)

左:「空中に足あげる人」油絵、60号、1982年(79歳)
 21回国際形象展出展
 練馬区立美術館・生誕100年展出品
右:「空中に足あげる人」デッサン

「白の中の赤」油絵、50号、1981年(78歳)
 練馬区立美術館・変身変貌展出品

左上:「静物」水彩、1921年(18歳)
真中下:紙パレット、1991年(88歳)、常設展示
右:「顔」水彩、1971年(68歳)

「カラス」水彩、1981年(78歳)

先生のコレクションが練馬区立美術館に多いのは、先生がお住まいだった大田区に美術館がなかったこと、当時の練馬区立美術館の学芸員の方が、見識が高く、区内の作家に限らず、日本全国の優れた作家、作品を集められました。その中に先生の作品がたくさん含まれていたためです。

80歳を過ぎてからも、ますます活き活きとした作品を描き続けられ、息をするように自然体で絵を描かれた大沢先生の作品を、間近にご覧になりたい方は、ぜひお越しください。

※過去の展示のご紹介はこちら→★

◆大沢先生のオリジナル版画をまとめたパンフレット好評です。
このパンフレットに掲載されている作品は、練馬区立美術館にコレクションされており、現在もお買い求めいただくことができるものです。興味のある方は、大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア(0470-87-9379)までお問い合わせください。
又、資料室を見学にいらした方には版画集をさしあげます。

大沢先生の絵は、多くの美術館だけでなく、資生堂やキヤノン、SANYO(三陽商会)などの企業からもコレクションされています。東京の画廊の方もよくいらっしゃるそうで、美術好きの方、絵の勉強をされたい方は資料室へぜひ足を運んでみてください。
また、大沢先生がいすみの海を描いた「海景」という題の版画の絵葉書ができました。
いラ研でも100 円で販売しておりますので、 いすみのおみやげや記念にお買い求めいただいたり、
飾っていただければと思います。

大沢先生が描いたいすみの風景画の絵葉書、この他にも作るそうですので、お楽しみに。

(えざぴ)

■「大沢昌助絵画資料室 ナギサ」概要
日本の洋画界を代表する大沢昌助先生(1903-1997)の作品を中心に、
他の作家さんの陶芸作品などを展示しています。
美術の専門家だけでなく、次の時代を担う子供たちや若者たちにも、
ぜひ心の目で作品に触れて欲しいと願い建てられた、小さな六角形の資料室です。
作品:学生時代より93 歳まで収蔵。毎月展示替。
常設:油絵(美術館レベルの大作含む)、水彩、デッサン、版画、コラージュ、
絵付け陶器作品を20 点以上常設展示。
公開:12:00-17:00、水曜・休、要・予約。
料金:大人500 円、学生無料。
大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア
Tel&Fax 0470-87-9379
http://galleryarcadia.jp/

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