2022年1月28日、「第1回 持続可能な地域づくりについての意見交換会」行いました
2022年1月28日(金)午前、「第1回 持続可能な地域づくりについての意見交換会」行いました。
この回の参加者は、ITエンジニアの一方で、狩猟免許を持ち、地元の里山の保全活動をする「桑田里山の会」の運営委員をされている村木卓裕さんに来ていただきました。
今回はIT・Web・クリエーター系の方々にお集まりいただき、生産や流通と間接的に関わる方々としてそれらに少し距離を置いた視点でのご意見を集めたかったということでの開催を計画し、他にもお呼びしていたのですが、コロナや仕事の都合でキャンセルとなり、結局1名での実施となりました。
村木さんは米どころ新潟県生まれということもあり、子供のころから農薬の環境への影響、怖さを良く知っているとのことで、2011年の東日本大震災の時に都市部からいすみ市に移住して来られたそうです。
その頃までは、反文明的だったけども、今ではそうでもなくなってきたとのこと。
その一番の原因は、反文明的な意見の中には、エビデンス(証拠、根拠)が希薄なものも少なくなく、安易に同意できなくなってきたとのことです。
さらに、今のコロナ禍で、さらに仮説やエビデンスに基づき考えることが重要だと思うようになってきたということでした。
また、地域でいわゆる自然派と呼ばれる人達を見ていると、自分のビジネスに直結させている人達ばかりなので、本気で環境保全に取り組む気があるのか、そこも気になるとのことでした。
今回は、小学生の息子さんが夏休みの自由課題で作られた矢竹城の模型も持参されました。
この模型は、「桑田里山の会」の里山のフィールドにかろうじて残っている矢竹城跡地(藪に覆われている)を実際に歩いてみて、過去の地域の歴史文献を読んで、作ったものだそうです。
地域の資産を大事にするとは、こうした身近な生活の中にある歴史や自然を知り、大切にすることではないか、地域の持続可能性もそこにあるのではないかとおっしゃっていました。
(えざき)
※この意見交換会は2021年度地球環境基金助成金の助成を受けて実施しました。
※このブログの記事は2021年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。
※いラ研は、環境保全活動と地域資源の循環促進など、SDGsを視野に入れたまちづくりに取り組んでいます。