[いラ研イベント]玄米から塩こうじをつくろう!報告
R工房さんとのコラボイベント第2弾!
今回は市の加工所「みさき味工房」で玄米麹から塩麹をつくりました!
地元を中心に大人6名、子ども2名が参加してくれました。
R工房佐野隆子さんのお話。
そもそも佐野さんも農業なんてしたことがなかったそうです。
ただ生ごみを捨てるのがもったいなく、堆肥を作り始めたところから
自給自足の今昔農法が始まります。
「失敗したことのほうが多いんですよ」
失敗しては、試行錯誤を繰り返し約20年。
お米を天日干ししすぎて、洞割れさせてしまったことも…
そんな失敗を重ねた佐野さんの話は全ての作業に意味があることを
教えてくれます。
さて、調理室に移動して玄米を蒸していきます。
使い込んだ蒸し器によく濡らした布とお米(R工房の緑餅米)
を入れます。
「日本の蒸し器は一つ穴で蒸気を上げるから、中高にするけど、
中華蒸し器は全体で蒸すから、均等にならしてね。」
細かい大事なポイントも教えてくれます。
さあ、蒸し上がったごはんの荒熱をとって、糀菌をまんべんなくかけて、
麹の仕込みはできあがり。
あとは、各自持ち帰って麹君を育てます。
うまくいくでしょうか。
今回は、佐野さんが事前に作ってきてくれた麹で塩麹を仕込みます。
自分で育てた塩麹と佐野さんところの塩麹、味の違いが楽しみですね。
昼ごはんの準備です。
今日は
・夏野菜の塩麹スープ
・花ニラの卵とじ
・発芽酵素玄米ごはん
です。
これ、すべてがR工房で取れた材料というから、驚きです!
みんなで調理分担して、あっという間に昼ごはんの出来上がり~。
みなさん、おかずは持参ということで、
なすの漬物、さんまの煮物、ごぼうのきんぴら、スイカなど
豪華な食事となりました。
やっぱりそれぞれの家庭の味があるから、
こういう場所で各家庭の味を持ち寄るのは楽しいものです。
食事の後も参加者の皆さんでお話。
「食」の話から、「農」の話から「タネ」の話。
品種改良されたF1、昔から種取りされてきた固定種の違い、放射能のこと
世代を超えて、いろんな話が飛び交っていました。
そして、佐野さんもひとつひとつに丁寧に答えてくれる。
答えはでないものもあるけど、現状ではこういう方法があるんじゃない?
と教えてくれたり、時間の限りみんなで話しました。
参加者の方からのアンケートで
発酵シリーズ、味噌作り、納豆作りのリクエストがあり、
R工房コラボシリーズ今後も開催していきたいと思います。
解散後、
佐野さんのご厚意で、場所を移動して、
佐野さんのお家、畑を見学させていただきました。
これ、何だと思います?
一面落花生畑です。
ああ、これだけの畑からどれくらいの落花生がとれるのでしょう!!
いったいどれくらいの作業なのだろう…と考えると気が遠くなります。
落花生の収穫体験なんてイベントもご希望があれば開催したいと思います。
次回を乞うご期待。
(みほ)
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