いすみ市郷土資料館 漁師の晴れ着「万祝(まいわい)」の展示~26日まで
前々から気になっていた「塩田紺屋と藍の古裂」展。
ようやく時間ができたので、いすみ市郷土資料館に立ち寄りました。
『大漁の年に網元から出る祝いの衣装で30~40人の乗組員一同そろいの模様で
舟幡(ふなはた)を先頭に鎮守の社にお参りをして、御神酒をいただく。』
(漁場風俗描き歩き「舞祝」 石井 光楓 から抜粋)
大原町深堀(現いすみ市深堀)に万祝を製作していた塩田紺屋はありました。
同家二代最首清左衛門はかなり絵心のある方だったようで、展示された見本絵の表情の豊かさからも
そのセンスが伺えます。
この万祝が着られたのも昭和30年ごろまで、
現在では見られない光景ですが、
いすみ市大原が漁師文化を引き継ぐ町であることを想わせる素晴らし展示でした。
展示は8月26日(日)まで。
まだ行かれていない方はお早めにご来場下さい。
同時開催でオリンピックにまつわる展示も開催中。
この展示品のほとんどが個人寄贈。
寄贈主はオリンピック砲丸投げ選手 青木半治氏。
地元出身者にこのような方がいらして、
貴重なものを公開していただけるのはありがたいことです。
そして、いつも素晴らしい企画をしてくださる
いすみ市郷土資料館の学芸員の方々に感謝です。
いすみ市郷土資料館(田園の美術館)
いすみ市弥正93-1
0470-86-3708
9:00~16:30 入館無料
休館日:祝日以外の月曜日、祝日の翌日
(みほ)
投稿日時 : 2012年8月16日 12:34
カテゴリー : いすみ・地域イベント
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