【地球環境基金活動報告】7月20日、「第5回生物の多様性を育む農業国際会議 in いすみ」にて「いすみの生物多様性を育む農業現地見学」を行いました。
7月20日の午後、「第5回生物の多様性を育む農業国際会議 in いすみ」の開催地主催サイドイベントとして、「いすみの生物の多様性を育む農業現地見学」を行いました。
いすみ市は、2014 年から民間稲作研究所の支援を受けて、生物の多様性を活かした抑草・病害虫防除技術と安定多収技術の確立をめざしてきました。
この見学会では、30名の参加者があり、いすみ市の有機水田をはじめとする地域循環型農業の現場を見てまわりました。
1.みねやの里
2004 年から集落の農家21 戸が参加する1 集落1 農場方式で農業を営んでいます。
いすみ市のすすめる自然と共生する里づくりのモデルエリアとして、2013 年から水稲無農薬栽培に挑戦、有機水田は3ha ほどあります。ビオトープを設置して、生物多様性を豊かにすることで害虫被害を抑えたり、大豆や米ぬかなどを使った自家製肥料による循環型農業に取り組んでいます。
この日は、代表の矢澤さんが話をしてくださいました。
2.伊大知(いおち)農場
現場の説明をしてくださった伊大知衛(いおちまもる)さんは、千葉の三大米どころといわれる夷隅で良質米づくりをけん引してきた「ちば国吉米匠の会」のリーダー的存在です。2015 年に有機米づくりに参加してから、約2ha の田んぼを3 回の代かきや、深水管理などで見事なまでに雑草を生やさず管理しています。
3.いすみ市土着菌完熟堆肥センター
落ち葉などに付着している糸状菌(好気性の微生物)を発酵に利用した完熟堆肥を作っている施設です。堆肥の原料には、地域由来の米ぬかや孟宗竹、海藻などの資源を利用しています。
最後に、エクスカーションⅢいすみのオーガニックライフのコースにもなっているブラウンズフィールドにあるカフェ「ライステラスカフェ」にて、見学のまとめをしました。
※このプログラムは平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて実施しました。
※このブログの記事は平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。
※いラ研は、環境保全活動をはじめ、SGDsを視野に入れたまちづくりに取り組んでいます。
(えざき)