【地球環境基金活動報告】7月20日、「第5回生物の多様性を育む農業国際会議 in いすみ」にて「第13回日韓田んぼの生き物調査交流会」を行いました。その1
7月20日の午後、「第5回生物の多様性を育む農業国際会議inいすみ」の開催地主催サイドイベントとして、「第13回日韓田んぼの生き物調査交流会」を行いました。
この交流会には、71名が参加しました。
2006年の第1回の開催から今年で13回目を迎える日韓田んぼの生きもの調査交流会は、田んぼとその周辺域に生息する生物の調査研究活動を通して、生物の多様性を育む農業のあり方を考えることを目的に、日本と韓国の生産者、消費者、湿地活動研究者、地域住民、子どもたちが調査・交流を重ねてきた催しです。
今回の日韓田んぼの生きもの調査交流会では、これまでにも講師として関わったことのある林鷹央氏と舩橋玲二氏による調査と、地元夷隅小学校で実施している田んぼの生きもの調べの担当スタッフによる小学生対象の調査とを同時展開することになりました。
実は当初、韓国からトキ復元センターのあるウポ沼周辺で環境学習を重ねてきた小学生も加わって、地元千町小学校・夷隅小学校の児童と一緒に調査を行なう予定だったのですが、直前に関西で大きな地震があったため韓国の子供たちの来日は実現しませんでした。韓国では大きな地震がほとんどないため、日本のように比較的大きな地震があるところに子どもを出すわけにはいかないと親御さんが判断されたのだそうです。
さて、調査交流会の方ですが、暑い中での開催とあって、熱中症対策から子供たちの方は田んぼではなく、日影の水路での調査となりました。
田んぼの調査の方は、林鷹央氏と舩橋玲二氏を中心とした大人たちが行いました。
田んぼ調査の方には、小さいお子さんを連れた地元の農家さんも参加されていました。
翌日開催の本会議で基調講演をされる大津愛梨(一般社団法人GIAHSライフ阿蘇)さんも、小さい娘さんを連れて参加してくださいました。
参加者は、捕まえた生き物の数や種類を、田んぼ、水路それぞれで数え、調査票に記入していました。
今回の調査の結果は、翌日21日に行われた分科会で報告されました。
また、この調査交流会の模様は、朝日新聞と千葉日報に紹介していただきました。
※このプログラムは平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて実施しました。
※このブログの記事は平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。
※いラ研は、環境保全活動をはじめ、SGDsを視野に入れたまちづくりに取り組んでいます。
(えざき)