【地球環境基金活動報告】4月26日、「第13回日韓田んぼの生きもの調査交流会」のための最初の授業を夷隅小学校にて行いました
7月に行われる「第5回生物の多様性を育む農業国際会議(ICEBA)2018」の開催に合わせ、これまで夷隅小学校(旧国吉小学校と旧中川小学校が合併)で行われてきた「教育ファーム」が、今年度はバージョンアップしました。
これまで「教育ファーム」では、地域の子どもたちに里山と田んぼの生物多様性の重要性を知ってもらうために、実際に有機農法を実践する田んぼで田植えや生き物観察を行ってきました。
今年度は、農業国際会議(ICEBA)の開催に合わせ実施されてきた「日韓田んぼの生きもの調査交流会」に夷隅小の子どもたちにも参加してもらい、そして、田んぼで知ったことの理解を高めるために紙芝居を作り交流会で披露することが行われます。
私たちいラ研も主催者となり、地球環境基金の助成を受けて協力することになりました。
そして、1回目の授業を4月26日(木)に夷隅小学校にて行いました。
この日は、有機農法を実践する田んぼを授業に提供してくださる荻原地区の古屋谷営農組合の斎藤芳一さんの話があったほか、京都から絵本・童話作家のキム・ファンさんをお呼びし、紙芝居が日本独特の表現方法であり、共感を得る表現方法として優れていること、田んぼの生物多様性の大切さをみんなとの紙芝居づくりを通じて表現したいという話がありました。
また、キムさんの紙芝居作品の上演もありました。
これから、7月の交流会と上演会まで、楽しみです。
※キム・ファンさんのプロフィール
1960 年京都市に生まれる。人と生きものの共生をテーマに創作活動に取り組み、日韓で著書多数。『サクラ―日本から韓国へ渡ったゾウたちの物語』(学習プラス)で、第一回 子どものための感動ノンフィクション大賞 最優秀作品。紙芝居『カヤネズミのおかあさん』で第54 回五山賞受賞。絵本『すばこ』(ほるぷ出版)が、第63 回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(小学低学年)。
※「第13回日韓田んぼの生きもの調査交流会」は平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて実施しています。
※このブログの記事は平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。
(えざき)