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いなかからのお便り -いラ研ブログ-
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【農業国際会議ICEBA2018 in いすみ】地元主導で行うサイドイベント紹介 – いすみの生物多様性を育む農業現地見学

いよいよ明日、農業国際会議「ICEBA2018 in いすみ」開催となります。
開催地によるサイドイベントのご紹介、最後は「いすみの生物多様性を育む農業現地見学」です。

いすみ市の有機水田をはじめとする地域循環型農業の現場を見学するコースです。いすみ市は、2014年から民間稲作研究所の支援を受けて、生物の多様性を活かした抑草・病害虫防除技術と安定多収技術の確立をめざしてきました。今回、見学をする有機水田は、有機に転換して3年目、4年目の田んぼです。
これまで雑草の被害に悩まされることはありませんでした。田植え以降、田んぼに入らなくても雑草を抑えられる技術のポイントは、どこにあるのでしょうか。皆さんとともに確認していきたいと思います。また、いすみ市の有機米作りでは、肥料はなるべく農場内から、あるいは地域の中で、という循環型農業を進めています。その一環で2018年につくられた土着菌完熟堆肥センターの見学もあります。最後に、カフェを訪れて見学のまとめをします。

1.みねやの里
2004年から集落の農家21戸が参加する1集落1農場方式で農業を営んでいます。2016年に農事組合法人みねやの里を設立しました。いすみ市のすすめる自然と共生する里づくりのモデルエリアとして、2013年から水稲無農薬栽培に挑戦しています。現在、ポット成苗を中心とした有機水田は3haほどあります。ビオトープを設置して、生物多様性を豊かにすることで害虫被害を抑えたり、大豆や米ぬかなどを使った自家製肥料による循環型農業に取り組んでいます。

2.伊大知(いおち)農場
伊大知衛(いおちまもる)さんは、千葉の三大米どころといわれる夷隅で良質米づくりをけん引してきた「ちば国吉米匠の会」のリーダー的存在です。2015年に有機米づくりに参加してから、約2haの田んぼを3回の代かきや、深水管理などで見事なまでに雑草を生やさず管理しています。

3.いすみ市土着菌完熟堆肥センター
落ち葉などに付着している糸状菌(好気性の微生物)を発酵に利用した完熟堆肥を作っている施設です。堆肥の原料には、地域由来の米ぬかや孟宗竹、海藻などの資源を利用しています。

4.ライステラスカフェ
エクスカーションⅢいすみのオーガニックライフのコースにもなっているブラウンズフィールドにあるカフェです。心とカラダにやさいいカフェです。

主催:ICEBA 開催地専門委員会
協催:NPO 法人いすみライフスタイル研究所
後援:一般財団法人地域活性化センター

 

 

※「いすみの生物多様性を育む農業現地見学」は平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて実施します。
※このブログの記事は平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

(えざき)

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