【地球環境基金活動報告】事務所にて活動報告パネル展示を行っています
平成28年度、29年度と夷隅川流域の里山里海の環境保全をテーマに活動を行ってきた地球環境基金の助成事業ですが、おかげ様で平成30年度も採択されることが内定しました。
平成30年度は、活動テーマに「生物多様性」を、活動領域に「水田」を加え活動の幅を広げることにしました。
その理由ですが、まず「生物多様性」はいすみ地域の特徴として、千葉県一の生物多様性を誇り地域のブランディングの要になっていること、平成30年7月20、21、22日にいすみ市において国際会議「生物の多様性を育む農業国際会議ICEBA(International Conference for Enhancing the Biodiversity in Agriculture)2018 in いすみ」が開催されることが決まっており、この地域で「生物多様性」が一層注目されると思われることがあげられます。
当NPO法人もこの会議の実行委員として名を連ね、協力していくこともあり、里山・里海の環境保全に関する啓蒙活動の上で、「生物多様性の維持」の追加は、大きな理由のひとつとなると考えました。
次に「水田」ですが、水田は生物多様性の揺り籠とも言われる「湿地」のひとつと見なされています。
いすみ地域においては、この水田は、夷隅川と器械根をはじめとする里海に大きな影響を与える生態系のひとつと考えられ、環境基金助成事業2年間の活動で重視してきた農的ライフスタイルとの親和性も高く、水田を環境保全の対象として加えることで、さらに市民からの共感を得やすくなるだろうと考えました。
当NPOの事務所では、この環境保全活動の概要をパネルに貼り、市民の方々にも知っていただきたく、展示しています。お時間のある時にでも、お立ち寄りいただければと思います。
(えざき)
※このブログの記事は平成29年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。