千葉大COC+「地域における起業を語る」で話をしてきました。
7月14日(木)に、千葉大普遍教育科目「地域における起業を語る」で話をしてきました。
この講座では、これまで、サイボウズ中村龍太さん、なんじゃもんじゃリゾートの秋葉秀央さん、R.projectの丹埜倫さんなどが講師をされたそうです。
今回と来週21日(木)は、企業ではなくNPOでということで、いラ研を講師として呼んでいただきました。
そうそうたる企業の方々の後で、我々のような超零細NPOが登壇するなど、学生さんに申し訳ない気もありましたが、いすみ地域といラ研を知っていただくために、行ってきました。
授業に急ぐ学生さんたちに紛れて構内へ。
この講義の担当部署、「コミュニティ・イノベーションオフィス」には、千葉地方圏での若者定着を目指すCOC+プロジェクトのパネルが貼ってありました。
私のお題は「地域を編集・メディエートする」とさせていただき、いラ研での情報発信活動の部分のみをピックアップし、お話しさせていただきました(いラ研全体の活動の話は、来週講義する理事長の高原にお任せです)。
当初、聴講される学生さんに合わせて話をしようかとも考えたのですが、受講生が1年生から4年生まで偏りなく、しかも文系、理系ほぼ半々ということをお聞きして、その考えを捨て、話したいことを話すことにしました。
要旨としては、
・「いすみ」は合併間もなく、知名度がほとんどない地域なので、「地域のブランディング」という視点でNPOの活動を行い、情報を出していくことが重要で、それを意識し続けていること。
・「東京都市圏」の「1日交流圏」の一部として、都市生活者の「テール」のニーズを拾っていく(「ヘッド」としての価値を提供することは、いすみでは無理)。
・「ブランディング」のために気を付けていること。
・「ブランディング」のためには、出していく情報に「方向付け」と「価値付け(質を高める)」を意識的に行うことが必要で、そのために、「情報発信」ではなく「編集」と「メディエイション(メディア化)」という作業を地道に続けていく。
・「編集とメディエイション」で気を付けていること。
・来週の理事長高原の話をお楽しみに。
ということを話ました。
また、「地域活性化」や「街づくり」に関して、「効率化」や「利益率」のようなビジネス目線の評価を求める傾向もあるが、もちろん大事ではあるが、そもそも「ビジネスからこぼれ落ちたものをすくいとる」ことが「地域活性化」や「街づくり」なのだから、そこを強調することは、本来的におかしい(結果が出るのには時間がかかる)、ということも述べさせていただきました。
20名近くいる学生さんの中で「いすみ」を知っていたのは一人だけでしたので、その意味では地域のPRもできてよかったと思います。
また、担当された先生からは、起業家としての想いや経歴について話される先生が多い中で、地域ブランドの具体的な手法や戦略が聞けて面白かったと言っていただき、役割を果たしたなと思いました。
来週21日(木)は、理事長高原が「ライフスタイルを重視し多様化する働き方~食や環境、あらゆる地域資源をいかして~」と題して講義をすることになっています。
閑話休題。
千葉大キャンパスにて、親亀の上に子亀が乗ることを発見。
(えざき)