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いなかからのお便り -いラ研ブログ-
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いなかからのお便り -いラ研ブログ-

「いすみの有機米ブランド化プロジェクト」会議に出席してきました

6月24日に大原庁舎で開催されました「いすみの有機米ブランド化プロジェクト」会議に出席してきました。
この会議は、自然と共生する里づくり連絡協議会主催の会議です。

この協議会は、昨年度より組織されたもので、「市内の里山・里地・里海の自然環境の保全・再生を通じた地域活性化を推進し、持続可能な生物多様性に富んだ自然と共生する魅力的な地域づくりに資することを目的」(以上規約より)に組織、運営されています。

協議会は、

自然環境保全・生物多様性連絡部会
環境保全型農業連絡部会
地域経済振興連絡部会

の3つにわかれ、地域の課題を検討しています。

「いすみの有機米ブランド化プロジェクト」は、今年度の関連事業のひとつとして実施されるものです。

今回の会議は、そのキックオフミーティングでした。

事務局からこれまでの経緯、有機農業と消費動向についての説明、環境部会の伊藤監事からブランディング戦略についての説明が行われました。
そのあと3グループに分かれて、ブランディングの前提になる、特別栽培米(農薬・化学肥料栽培期間中不使用)いすみ米についての魅力や特徴、地域への影響などについての要素分析を行いました。

この会議で、

・今年から市内の小中学校の給食で、特別栽培いすみ米を採用したのだが、1年分の給食用を確保するには12haが必要な一方、現在4.5haしか栽培している水田がなく、給食用すら生産できていないこと。

・美味しいお米作りに努力された結果、農薬・肥料を使わざるを得なかった生産者さんと、美味しさ以上に安心・安全の米作りを目指してこられた生産者さんとの接点が、市内でこれまで作りにくかった中で、この協議会でやっとそれができて、お互いの理解を深めつつ、融合するようなかたちで進むことができそうなこと。

を知ることができたのは、ありがたいことでした。

有機無農薬がいいことはわかっていても、生産現場にそれを落としていくこと、さらに、それを生業として、あるいはさらには、地域の産業として展開していくことの難しさと奥深さを知らされた会議でした。

次回の会議は、7月上旬とのことです。

(えざき)

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