2019年9月13日(木)、夷隅小学校で行われた「教育ファーム」の脱穀・選別作業体験に参加してきました。
その前の週に子どもたちが刈り取った稲を、小学校のフェンスに掛けて天日干ししておいたものを使いました。
実は、この1週間の間に台風15号の暴風雨が房総半島を襲い、各地に大きな被害をもたらしていました。幸いいすみ地域には、大きな被害がなく、天日干ししていた稲も無事でした。
この授業は、稲刈りから脱穀、選別までの作業が機械化されることで、農作業がいかに軽減されてきたかを子どもたちに体験してもらうことが目的です。
コンバインは地元の農家の方から、脱穀と選別の機械(唐箕/とうみ)はいすみ環境と文化のさとセンターからお借りしました。
まず、子どもたちひとりひとりが天日干しした稲を足踏み式の脱穀機で脱穀の体験をします。
次に、手動式の唐箕を使って米とゴミを分別する作業を行いました。
その後、コンバインの仕組みを説明した後、脱穀と選別の作業を、コンバインを実際に動かして機械化することで農作業がどれだけ楽になるのかを子どもたちに体験してもらいました。
足踏み式脱穀機や唐箕でやった作業が、コンバインを使うとあっと言う間に終わることに驚いていました。
そして、たくさんあった稲も、子どもたちのリレーで運ばれ、コンバインでどんどん選別されていきました。
それから、今回の授業には、元農林水産大臣の山田正彦さんが見学にいらっしゃいました。
子どもたちが作業をするところを見学するだけでなく、ご自身も作業の参加されていました。
授業の後は、市内で作られた有機米(特別栽培米)を使った給食を、子どもたちと一緒に食べていかれました。
山田さんは、いすみ市内の小学校の学校給食で出されるお米が全量有機米であることに感心を示され、今回見学に来られたということでした。
この「教育ファーム」の授業内容は、今年度地球環境基金の事業で予定している「田んぼと生物多様性テキストづくり」に活かされます。
(えざき)
※「田んぼと生物多様性テキストづくり」は2019年度地球環境基金助成金の助成を受けて行います。
※このブログの記事は2019年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。
※いラ研は、環境保全活動をはじめ、SDGsを視野に入れたまちづくりに取り組んでいます。
投稿日時 : 2019年9月11日 21:03
カテゴリー :
SDGs,
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地球環境基金