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いなかからのお便り -いラ研ブログ-
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いなかからのお便り -いラ研ブログ-

2016年12月

【いラ研ゆく年くる年2016】11月24日峰谷集落で「イノシシによる農作物被害のない地域を作る」保全活動勉強会第2回を行いました

10月25日(火)に行いました地球環境基金事業「いすみ地域における森里川海の一体型環境保全活動による里海の維持」の保全活動勉強会「イノシシによる農作物被害のない地域を作る」の2回目を、11月24日(木)9時半から行いました。

今回も、房総野生生物研究所の手塚幸夫さんに、いろいろとお骨折りいただきました。

前回は、仲谷淳さん(中央農業総合研究センター)のお話しが中心だったのですが、今回は集落の方々も積極的にも参加していただき、また、千葉県の有害鳥獣対策担当の方や集落以外の方々にも参加していただき、少し趣も異なりました。

まず、「みねやの里」の皆さんから、イノシシ対策をどうしたいのかご意見をいただきました。
続いて、市の農林課の池田さんから、市や県で有害鳥獣対策のために用意できる助成金・補助金の説明がありました。
それらをうけて、仲谷先生の方から、具体的な進め方、注意点などのコメントがありました。

これから、新田野集落と同様、具体的に集落の地図(図面)にイノシシの被害の状況をマッピングして、どのように対策を行っていくのかの具体的な検討に入り、保全活動を開始する予定です。

また、千葉県では、今回のこの集落単位での有害鳥獣対策の取り組みを評価され、来年度に県内他地域への展開を推進することを検討されているそうです。
さらに、隣町の一宮町や御宿町でも、仲谷先生をお呼びしてイノシシ対策に乗り出すそうで、私たちの活動が、周囲に評価されていることを、うれしく思います。

(えざき)

※このブログの記事は平成28年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

【いラ研ゆく年くる年2016】11月23日「イノシシによる農作物被害のない地域を作る」保全活動勉強会を新田野(生島)集落で行いました

10月25日(火)から「みねやの里」にて行いました地球環境基金事業「いすみ地域における森里川海の一体型環境保全活動による里海の維持」の保全活動勉強会「イノシシによる農作物被害のない地域を作る」を、今度は集落を変えて、11月23日(水・祝)14時より、新田野地区生島集落にて行いました。

今回も房総野生生物研究所の手塚幸夫さんにご協力いただき、集落で農業を営む方々に西照院にある集会場にお集まりいただいて、前回峰谷集落と同じ内容の話を、仲谷淳さん(中央農業総合研究センター)にお話しいただきました。
今回は、いすみ市地域おこし協力隊の隊員も参加してくれました。

他地域の被害の状況や航空写真を見ながらの説明に、参加者の皆さんも納得のご様子で、次回は、具体的に集落の地図(図面)にイノシシの被害の状況をマッピングして、どのような対策を行ったらよいのかの具体的な保全活動を行う予定です。

(えざき)

※このブログの記事は平成28年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

【いラ研ゆく年くる年2016】10月25日「イノシシによる農作物被害のない地域を作る」保全活動勉強会を峰谷集落で行いました

地球環境基金事業「いすみ地域における森里川海の一体型環境保全活動による里海の維持」の保全活動勉強会「イノシシによる農作物被害のない地域を作る」を、10月25日(火)15時から「みねやの里」にて行いました。

9月29日に行った勉強会でテーマとして上がっていた「農的社会デザイン」や「6次産業化」などでの地域づくりですが、それらは「農業をすることが当然」の状態を前提にしてるものです。
ところが、いすみや南房総では、有害鳥獣の被害によって、農作物の被害や耕作放棄地が増える傾向が強くなってきており、「農業をすることが当然」な状況が脅かされ始めています。

その状況を食い止めるために、まず手を打つ必要があります。

例えば、イノシシですが、通常、農家さんが個別に対応する場合が多いそうですが、集落単位で行った方がより効果的ということがわかってきました。

そこで、地元で生物多様性研究の活動をされている手塚幸夫さん(房総野生生物研究所)にご協力いただき、専門家である仲谷淳さん(中央農業総合研究センター)を講師・アドバイザーに招いて、具体的な保全活動のための勉強会を行いました。

当日は、はじめに、仲谷先生に西日本のイノシシの被害と対策例についてお話しいただき、南房総地域で被害が拡大していること、このままでは被害地域は房総半島を北上していき、農業県千葉や、いすみにも多大な被害をもたらす可能性が高い、ということをお話しいただきました。

続いて、峰谷集落で農業を営んでおられる「みねやの里」の方々に、最近のイノシシの被害についてご報告いただき、集落の航空写真を見ながら、仲谷先生からイノシシの生息予想地域やいくつかの対策方法の選択肢を上げていただきました。

会は、イノシシ被害の現状把握を行い、終了しました。

(えざき)

※このブログの記事は平成28年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

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