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いなかからのお便り -いラ研ブログ-
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いなかからのお便り -いラ研ブログ-

台風9号で落ちた梨:「いすみ発の地域通貨 米(まい)(仮)」発、いラ研経由、「もったいない」活動へ

台風9号が通過し、いラ研事務所の外壁に穴が開いた頃、いすみ特産の梨農園も被害に遭っていました。
今年の収穫を目前に控えた時期に台風の直撃を受け、せっかく実った梨がたくさん落ちてしまいました。

落ちた梨は、腐ってしまうばかりか、残った梨を収穫する時の邪魔にもなります。
落ちた梨の中には、市場に出すことはできませんが、まだ食べられるものもたくさん残っていました。
8月24日、落ちた梨の処理に困っている梨農家さんがいるという情報が、「いすみ発の地域通貨 米(まい)(仮)」グループのGreenzの菜央さん発で出回りました。

※「いすみ発の地域通貨 米(まい)(仮)」は、地域内で助け合いのネットワークを作り、感謝の気持ちを「地域通貨 米(まい)(仮)」で表現、交換する運動です。参加者鋭意募集中です。Green+の御田さんにお問い合わせください。

せっかく実ったのに落ちてしまった梨がもったいない、梨農家さんを助けたいということで、理事長高原が梨農園に足を運び、いラ研サポーターでいすみ薪ネットワークの代表もされている山口さんの協力を得て、まだ食べられそうな梨を拾い集めて事務所に持ち帰り、facebookで呼びかけ、欲しい方に配布をはじめました。

 

配布の過程で、農家の方へのお礼・お見舞いの寄付募集もはじめました。
事務所に持ち帰った梨は、かなりの数なくなりました。

24日のことがFBでシェア・拡散され、25日配布場所を事務所から長者マートに移し、欲しい方にさらに配布しました。長者マートでは、商品を棚置きもされているLife*Bonzの古柴さんが配布&募金回収役を引き受けてくださいました。
数がたくさん欲しい方には、直接農園に行ってもらったり、案内したり。
遠く大多喜や茂原、東金、鴨川からも取りにいらっしゃいました。
また、ホテルやレストランなどの方も取りにいらっしゃいました。

※岬中学職場体験の隣で、梨の配布活動を行いました。

この活動を聞きつけ、千葉日報と読売新聞の方もいらっしゃり、読売新聞の方はこのことを記事にしてくださいました。
多少美化されていると思いますが、こうした活動を取り上げていただけるのはありがたいです。

落ちてしまった梨は日持ちがしないため、配布活動は2日間で終了しましたが、おかげ様で60名ほどの方にお越しいただき、寄付が総額48,560円集まり、全額、農家さんにお渡しすることができました。
寄付にご協力くださった皆さまありがとうございました。

まだ枝に残っている梨もあり、台風10号が心配ですが、無事に出荷されることを祈ります。

今回、急ではありましたが、このような助け合いのネットワークがつながり、活動ができたことは発見でした。次回以降は、もっと多くの寄付ができるように、心構えをしておきたいと思います。

以下、理事長高原がFBにアップしたお礼の言葉です。
—————————————-
【台風被害の梨のご報告】台風9号により被害を受け落ちて
しまった梨を1つでもいかし、農家さんの応援ができればと、
拾い集めご希望の方にお渡しをさせていただきました。
日頃からつながる皆さま、またその皆様から、さらにと
つながり、たくさんの方が、いラ研事務所・長者マートにお越し
下さり、お持ち帰りくださいました。
お渡しする際に、農家さんへのお気持ちということで、
寄付をつのらされていただきましたところ、
総額48560円となり、
本日、梨農家さんへ全額お渡しし、皆様からのお気持ちや
応援の言葉をお伝えさせていただきました。
本日の読売新聞 朝刊 千葉版にご紹介もいただき、
新聞を見てお問い合わせくださる方や、長者マートにお越しく
出さる方や、お持ち帰りいただきました皆様からの反響も
たくさんいただきました。
この反響やお写真、またご力添えくださいました皆様のことなど
あらためて、農家さんへお伝えできればとおもいます。
千葉県は土壌条件、気象条件に恵まれた梨の栽培適地で、
栽培面積、収穫量、産出額ともに、日本一を誇ります(H25)

ぜひ、引き続き台風にも負けずに食べ頃となり販売される
旬の梨、たくさんお楽しみいただければとおもいます。
(かずえ)
最後に、
お持ち帰りくださった方から、デザートやワイン煮にしました
など美味しくめしあがってくださったご連絡もいただきました。
ご連絡とお写真は、今回1日梨のお渡しや多くの方とやり取りしてくださった古柴さんから共有をいただきました。
古柴さんありがとうございました。
また、お力添えいただきました皆様
お受け取りにお越しくださった皆様
本当にありがとうございました。
————————————-
(えざき)

大沢昌助資料室ナギサ 2016年8月の展示

8月ナギサの展示のご紹介です。
今月も夏にちなみ、青系のさわやかな色調の作品が展示されています。

左上:「しずく」コラージュ、1992年(89歳)
右下:「無題」水彩、1970年代(70歳代)

————–
左:「地平線」水彩、1990年(87歳)
右:「青の像」油絵、50号、1993年(90歳)
練馬区立美術館追悼展出品
練馬区立美術館生誕100年展出品

————–
左左:「ソフトライン」油絵、30号、1991年(88歳)
左中:「白い線」オイルパステル、水彩、1991年(88歳)
右中:「よこたわる」水彩、1973年(70歳)
右右:「青い線」水彩、1990年(87歳)
 練馬区立美術館・米寿記念展出品

————–
左上:「青の像」油絵、3号変形、1995年(92歳)
真中下:紙パレット、1991年(88歳)、常設展示
右上:コラージュ、1992年(89歳)

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※大沢昌助オリジナル版画集を500円(送料込)でお分けしております。ギャラリーアルカディアまでお申し込みください。
〒299-4622 千葉県いすみ市岬町押日163-3

先生のコレクションが練馬区立美術館に多いのは、先生がお住まいだった大田区に美術館がなかったこと、当時の練馬区立美術館の学芸員の方が、見識が高く、区内の作家に限らず、日本全国の優れた作家、作品を集められました。その中に先生の作品がたくさん含まれていたためです。

80歳を過ぎてからも、ますます活き活きとした作品を描き続けられ、息をするように自然体で絵を描かれた大沢先生の作品を、間近にご覧になりたい方は、ぜひお越しください。

◆大沢先生のオリジナル版画をまとめたパンフレット好評です。
このパンフレットに掲載されている作品は、練馬区立美術館にコレクションされており、現在もお買い求めいただくことができるものです。興味のある方は、大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア(0470-87-9379)までお問い合わせください(版画購入の際、返品は不可)。
又、資料室を見学にいらした方には版画集をさしあげます(A4 、16ページ、300円)。
大沢先生の絵は、多くの美術館だけでなく、資生堂やキヤノン、SANYO(三陽商会)などの企業からもコレクションされています。東京の画廊の方もよくいらっしゃるそうで、美術好きの方、絵の勉強をされたい方は資料室へぜひ足を運んでみてください。
また、大沢先生がいすみの海を描いた「海景」という題の版画の絵葉書ができました。100円です。

大沢先生が描いたいすみの風景画の絵葉書、この他にも作るそうですので、お楽しみに。

(えざき)

■「大沢昌助絵画資料室 ナギサ」概要
日本の洋画界を代表する大沢昌助先生(1903-1997)の作品を中心に、
他の作家さんの陶芸作品などを展示しています。
美術の専門家だけでなく、次の時代を担う子供たちや若者たちにも、
ぜひ心の目で作品に触れて欲しいと願い建てられた、小さな六角形の資料室です。
作品:学生時代より93 歳まで収蔵。毎月展示替。
常設:油絵(美術館レベルの大作含む)、水彩、デッサン、版画、コラージュ、
絵付け陶器作品を20 点以上常設展示。
公開:12:00-17:00、水曜・休、要・予約。
料金:大人500 円(月何回でも入室可)、学生無料。
大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア
Tel&Fax 0470-87-9379
http://osawashosuke.com/

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