大沢昌助資料室ナギサ 2016年6月の展示
まず、ギャラリーアルカディアよりお知らせです。
2016年6月7日~8月7日まで東京国立近代美術館で行われる「全身詩人、吉増剛造展」会期中に、リトアニアの映像作家、ジョナス・メカスの映画「リトアニアへの旅の追憶」が7月16日(土)、17日(日)上映されます。それに呼応して、アルカディアでは、大沢先生がメカスのムービーセンター(ニューヨーク)設立援助のためにチャリティーで制作された版画「方形と頂点」(1983年/80歳)を展示しています。購入もできますので、アルカディアまでご相談ください。
続いて、6月ナギサの展示のご紹介です。
今月は、父・三之助さんの誕生月ということで、三之助さんの絵が展示してあります。
また、梅雨に入りましたので、さわやかな色の絵を集めてみました。
左上:コラージュ、1989年(86歳)
右下:「色のリズム」水彩、1986年(83歳)
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左:「白地のある構成」色紙にアクリル、1984年(81歳)
右:「パッサージュ」(風景)油絵、60号、1997年(93歳)
練馬区立美術館・変身変貌展出品
練馬区立美術館展のために死の直前に制作
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左左:「ふたり」版画(リトグラフ)、1972年(69歳)、版画の初期
左中:「白い輪」デッサン、1983年(80歳)
練馬区立美術館、個展出品
右中:「トンカチ」水彩、1982年(79歳)
父・三之助がドイツで買った。いつもアトリエ、机上においていた。
右右:「ナポリの夕べ」大沢三之助(父)水彩、1867年(41歳)
三重県立美術館出品
文部省の依頼で4年留学、芸大に建築科作る
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左上:「MCMXCV」(1995)水彩、1995年(92歳)
練馬区立美術館・追悼展出品
真中下:紙パレット、1991年(88歳)、常設展示
右上:コラージュ、1989年(86歳)
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※大沢昌助オリジナル版画集を300円+82円(送料)でお分けしております。ギャラリーアルカディアまでお申し込みください。
〒299-4622 千葉県いすみ市岬町押日163-3
先生のコレクションが練馬区立美術館に多いのは、先生がお住まいだった大田区に美術館がなかったこと、当時の練馬区立美術館の学芸員の方が、見識が高く、区内の作家に限らず、日本全国の優れた作家、作品を集められました。その中に先生の作品がたくさん含まれていたためです。
80歳を過ぎてからも、ますます活き活きとした作品を描き続けられ、息をするように自然体で絵を描かれた大沢先生の作品を、間近にご覧になりたい方は、ぜひお越しください。
◆大沢先生のオリジナル版画をまとめたパンフレット好評です。
このパンフレットに掲載されている作品は、練馬区立美術館にコレクションされており、現在もお買い求めいただくことができるものです。興味のある方は、大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア(0470-87-9379)までお問い合わせください(版画購入の際、返品は不可)。
又、資料室を見学にいらした方には版画集をさしあげます(A4 、16ページ、300円)。
大沢先生の絵は、多くの美術館だけでなく、資生堂やキヤノン、SANYO(三陽商会)などの企業からもコレクションされています。東京の画廊の方もよくいらっしゃるそうで、美術好きの方、絵の勉強をされたい方は資料室へぜひ足を運んでみてください。
また、大沢先生がいすみの海を描いた「海景」という題の版画の絵葉書ができました。100円です。
大沢先生が描いたいすみの風景画の絵葉書、この他にも作るそうですので、お楽しみに。
(えざき)
■「大沢昌助絵画資料室 ナギサ」概要
日本の洋画界を代表する大沢昌助先生(1903-1997)の作品を中心に、
他の作家さんの陶芸作品などを展示しています。
美術の専門家だけでなく、次の時代を担う子供たちや若者たちにも、
ぜひ心の目で作品に触れて欲しいと願い建てられた、小さな六角形の資料室です。
作品:学生時代より93 歳まで収蔵。毎月展示替。
常設:油絵(美術館レベルの大作含む)、水彩、デッサン、版画、コラージュ、
絵付け陶器作品を20 点以上常設展示。
公開:12:00-17:00、水曜・休、要・予約。
料金:大人500 円(月何回でも入室可)、学生無料。
大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア
Tel&Fax 0470-87-9379
http://osawashosuke.com/