いすみの魅力を探せ!<JICA受入れ研修 2日目>
研修2日目を迎えました。
「あるもの探し」と題しいすみ市内を3つのグループ(岬・大原・夷隅)に分かれてフィールドワークします。
さて海外の方はいすみのどんな魅力を発見してくれるのでしょうか?
オリエンテーションを終え、早速出発です!
私が引率したのは「岬チーム」。
ガイドはNPO太東埼燈台クラブ橋本さんにお願いしました。
大高バメ(水門)から出発して飯縄寺まで巡るるルートです。
皆さん、初めて歩くいすみに興味深々です。
立ち止まって観察したり、質問したり。
「畑の作物はどこへどういうルートで販売しているのですか?」
「(耕作放棄地を見て)空き地がたくさんあるように感じるのですが、いラ研で紹介してあげたらいいのでは?
「(小野湖山宅跡と隣の祠を見て)この素晴らしい歴史ドキュメンタリーにして世界に配信してほしい」
など皆さんの柔軟で自由な発想に私も感化されました。
中でも皆さん驚いていたのはこれ!
「カニが渡るから気をつけて!」
これにバヌアツの方が、「私の国もカニが道路を横断している事があるけど、車はそのまま引いていくよ!」
とおっしゃっていました。今回私もはじめて歩いてみて、歩くからこそ発見するモノがあるんだなぁと新鮮な気持ちに。
海外の方からの視点も加わって、いすみの魅力にまた気づけた時間でした。
帰ってきてからは、夕方の発表会に向けての準備開始です!
みな自分の目で見てきたいすみを思い出しながらまとめていきます。
地元の方や市役所の方をお招きして発表会が始まりました。
各グループそれぞれが感じたいすみの「あるもの」
岬チーム
海岸沿いのインフラ整備が素晴らしい(ラオス)
飯縄寺の彫刻が技術的に本当に素晴らしい。我が国には見られないもので感銘を受けた。(ブータン)
庭先に美しい花を植えているのが素晴らしい。空家を見て、素晴らしい家を手放すのはもったいない
我が国では家を買うのは大きなイベント、家族も多いので代々使う(南アフリカ)
大原チーム
日本の布団はシンプルですね。(南アフリカ)
地元の人の温かいおもてなし、豊かな自然にホームシックだった私はホッとできました。(アフガニスタン)
夷隅チーム
国吉駅長くにはらさん、苅谷商店街吉田さん、ボランティア精神が素晴らしかった。
地域のために頑張っているのが伝わってきた。私たちは国や外からの支援に頼りすぎている事に気づいた(シオラレオネ)
商店街に人がいない。人口減少も気になる。私の国は1家族7人くらいが普通だから。(アフガニスタン)
それぞれ本当に素晴らしい氣づきに溢れていた様に感じます。
彼らの心の中に何かを灯せたなら幸せに感じます。
私たちも日本のインフラ整備の基準の高さ、普段何気なく通っている道や場所に深い歴史がある事、
素晴らしい自然環境と豊かな食物に恵まれていること等、「普段当たり前に感じている事が実は当たり前ではないこと」
に気づかせてもらえました。
彼らが祖国に帰って、様々な方面で活躍される事が心から楽しみです。
国境を越えて、人として繋がれたこの2日間に心から感謝です。
また来年も開催して欲しいな~なんて思いながら、また会える日を楽しみにしたいと思います☆
海外の研修員達が発表の時に使った「プレゼン模造紙」を頂きました。
今どこに掲示しようか検討中です!掲示場所が決まったらまたご連絡します。
(しゅうこ)
JICA受入団体:一般社団法人あいあいネット
現地受入協力:NPO法人いすみライフスタイル研究所