「いすみで手作りエネルギー、エコロジーを考える集まり」、「エナジー・アイ」のメンバーがモデレーターになって、ワークショップをやりました。
今回の「お題」は、「サーファー用の太陽熱温水器を作る」、です。
コアメンバーのひとり松原広美さんがサーフィンをやっていて、彼女の話だと、サーファーは陸に上がって着替える前に、温水シャワーをあびて汗と塩を洗い流したい。
東京から外房にサーフィンをしにやってくる人の中には、出かける前にお湯を大量にわざわざわかしてポリタンクに詰めてやってくる人がいるらしい。
ひととおり乗った後にシャワーを浴びる時、ちょうどいい感じのぬるさになっているのだとか。
それを聞いた「ごいち先生」こと川島さんが、
「それなら、わざわざ東京でお湯をわかして、重たいまま運んでくるよりも、サーフィンするところで水を入れて車の屋根に置いておいて、サーフィンをやっている間にお湯にしてくれる太陽熱温水器をつくろう。お湯をわかさずにすむし、水を積まなくて言い分、燃費もよくなる。しかも、ホームセンターで売っているもので作れる、誰でも作れるようなものを。私が設計します!(きりっ)」。
と、一言。
この一言で今回のワークショップ開催が決まりました。
温水器の仕組みは簡単。塩ビ管に黒いビニールテープを巻き、車のルーフキャリアに載せることができるように、短く切って何本も組み合わせて作ります。
今回のワークショップのために、「ごいち先生」は、何度も設計図を書き直し、シミュレーションをし、材料を厳選、試作をし、当日に臨みました。
予想以上の参加者にびっくりしながらも、「ごいち先生」の指導のもと、和気あいあいと工作作業をしました。
その模様をスライドにしました。
無事に設計とおりに、「温水器」は完成したのですが、仕上げのコーキング剤の乾燥に時間がかかることが判明。
ワークショップ中に、温水にまですることはあきらめ、後日、「ごいち先生」が完成品で実験をし、結果を報告してくれることになりました。
計算上、この装置で水が「気温+25度」にまで温まるそうです。
サーフィンをして冷えた身体を温めるには、十分な性能だと言えるでしょう。
温まる量としては、これで10Lくらい。本格的に浴びるには、もっと大きな装置にする必要があるかもしれません。
参加してくださった方々、おかげさまで、楽しいワークショップになりました。
ありがとうございました。
このワークショップに参加された方が、さっそくブログにアップしてくださいました。
★「農ライフタウン」さん
このエコなワークショップ、ちまちマの開催に合わせて、引き続きやっていく予定です(webま)。
投稿日時 : 14:43
カテゴリー :
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