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いなかからのお便り -いラ研ブログ-
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いなかからのお便り -いラ研ブログ-

お知らせ

【農業国際会議ICEBA2018 in いすみ】地元主導で行うサイドイベント紹介 – ポスター発表

いよいよ明日(7月20日)から「第5回生物の多様性を育む農業国際会議(ICEBA)2018」が開催となります。
この会議を記念して、地元の開催地専門委員会では、生物多様性と農業について研究をされている研究機関、大学、民間の方々の成果発表の場として、ポスター発表の場を設けることにしました。

水田や川を中心に、生物多様性と有機農業の営みの関わりの深さの一部を知ることができる展示となりそうです。
今回は、以下の6つの発表が行われます。

ポスター展の場所は、岬ふれあい会館エントランスホールとなります。
この機会に、ぜひご覧ください。

P1:多様な生物を育む農業水路 – 霞ヶ浦周辺の事例紹介 -
 諸澤崇裕(もろさわたかひろ) 土浦の自然を守る会

P2:谷津に見られる伝統的な水辺の構造から学ぶこと – 生物の多様性を育む水路に関する一考察 -
 〇志賀慶介(しがけいすけ)、手塚幸夫(てづかゆきお) 房総野生生物研究所

P3:絶滅危惧種カワバタモロコを用いた生息域外保全と環境学習との取組
 鈴木規慈(すずきのりやす) 三重大学大学院生物資源学研究科

P4:谷戸田を囲む水源涵養林から供給される水とフルボ酸ミネラルの評価
 海老原由樹1、内藤瑞季2、白川尚樹2、竹内舞子1、矢沢勇樹1・2 1:千葉工業大学大学院、2:千葉工業大学
 海老原由樹(えびはらなおき)

P5:里山-里海との資源循環を紡ぐ土壌圏マイクロバイオーム形成のための海藻資材の活用
 福嶋直樹1、内藤信康2、矢沢勇樹1・2、手塚幸夫3 1:千葉工業大学大学院、2:千葉工業大学、3:房総野生生物研究所
 福嶋直樹(ふくしまなおき)

P6:夷隅周辺の川エビたち – 夷隅周辺の河川における淡水エビ類の分布と生態 -
 西友夫(にしともお) 千葉県立大原高等学校(生物部)

主催:ICEBA 開催地専門委員会
協催:NPO 法人いすみライフスタイル研究所

 

 

※「ポスター発表」は平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて実施します。
※このブログの記事は平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

(えざき)

【農業国際会議ICEBA2018 in いすみ】地元主導で行うサイドイベント紹介 – 第13回日韓田んぼの生きもの調査交流会

「農業国際会議ICEBA2018 in いすみ」で7月20日に行われる「第13回日韓田んぼの生きもの調査交流会」のご案内です。

2006年の第1回の開催から今年で13回目を迎える日韓田んぼの生きもの調査交流会は、田んぼとその周辺域に生息する生物の調査研究活動を通して、生物の多様性を育む農業のあり方を考えることを目的に、日本と韓国の生産者、消費者、湿地活動研究者、地域住民、子どもたちが調査・交流を重ねてきた催しです。

今回の日韓田んぼの生きもの調査交流会では、これまでにも講師として関わったことのある林鷹央氏と舩橋玲二氏による調査と、地元夷隅小学校で実施している田んぼの生きもの調べの担当スタッフによる小学生対象の調査とを同時展開することになりました。
さらに、韓国からトキ復元センターのあるウポ沼周辺で環境学習を重ねてきた小学生も加わって、地元千町小学校・夷隅小学校の児童と一緒に調査を行なう予定です。

1.会場と日程

会場:いすみ市荻原古屋谷地区の有機水田と周辺の水路
日程:7月20日(金)
13:45~:開会式~オリエンテーション(調査法の説明とグループ分け)
14:45~:生物の採集(水田・江・水路などで調査)
15:25~:まとめ(生物の名前調べとまとめ)
16:15~:紙芝居の上演~閉会式

主催:自然と共生する里づくり連絡協議会、NPO 法人いすみライフスタイル研究所

2.調査法について

◆調査Ⅰ担当:林鷹央(生きもの認証推進協会)

「水田生態系の豊かさ」を、田んぼ依存度が高い生物の出現頻度によりポイント化し健康診断(環境診断)をするシートを使った生きもの調査を実施しています。
この調査は、エクセルの記録用紙に種名を書き込むだけで、グラフィカルで分かりやすく、データの蓄積も容易であるため、長く楽しく続けられます。

◆調査Ⅱ担当:舩橋玲二(NPO田んぼ)

田んぼやそのまわりには多くの生きものが住んでいて私たちのくらしや文化に関わってきました。一方、農業の近代化は生きものが住みにくい環境を作ってきました。
私たちが提案する3942調査は、特別な知識がなくても実施でき、生きものと共生できる地域づくりの手がかりなると考えます。
生物文化多様性の向上を目指し、新しい調査法「田んぼの生きもの3942調査」に挑戦してみましょう!

◆調査Ⅲ担当:夷隅郡市自然を守る会(大藪・西)、夷
隅小学校教育ファーム(手塚・鮫田・志賀)

地元の夷隅小学校では、種名にこだわらず、体の作りや色、感覚器・呼吸器などから、生物を約30のタイプに分けて生きもの調べをしています。
さらに、生物や環境の多様性が高いところに生息する生物を10種類、食物連鎖の中で水田害虫を捕食する生物を3種類、食物連鎖上位に位置する鳥類3種類など、その出現の有無で、小学生でも食物網の広がりや生物多様性の豊かさを判定できる調査法を提案しています。

3.いすみ市での実践「教育ファーム」

2015年、いすみ市の学校給食全量有機米の取り組みが始まり、翌2016年からは環境と食と農業とを一体的に扱う教育ファームの授業「田んぼと里山と生物多様性」がスタートしています。
稲作体験や地域の環境教育などは全国各地で行われているようですが、それぞれに独立した教育活動として位置づけられていることが多く、学校での学びと地域社会の実情との間には大きな乖離があります。
いすみ市の環境と食と農業とを一体的に扱う授業は小学5年生の総合的な学習の時間の中で展開され、田植えや稲刈りに加え天日乾燥から足踏み脱穀までの「有機稲作体験」、「田んぼの生き物調べ」、「里山の生物多様性の理解」を3つの柱として、年間約30時間のプログラムで構成されています。
今年度は、田んぼの生き物調べとまとめに加え、水田の食物連鎖や捕食者による害虫の防除について発展的に学習していく中で、体験(調査)と学習の成果を広く伝えるために紙芝居作りにも挑戦しています。

4.紙芝居『たんぼでもぐもぐ』

紙芝居は、演じ手と観客とが「一緒に楽しむ」ことができ、さらに観客同士の間に「共感」が生まれる日本独自の表現・文化です。
今、夷隅小学校5年生は、教育ファームでの体験と学習の成果をまとめ、得られた共感をほかの子どもたちに
も伝えていこうと紙芝居の制作に取り組んでいます。タイトルは『たんぼでもぐもぐ』、紙芝居作家であるキム・ファン氏と紙芝居の出版社である童心社の協力を得て紙芝居作りは順調に進んでいるようです。
完成は7月上旬、お披露目は日韓田んぼの生きもの調査交流会を予定しています。きっと海外の参加者たちからも共感が得られるような紙芝居が完成することでしょう。

キム・ファンさんのプロフィール

1960年京都市に生まれる。人と生きものの共生をテーマに創作活動に取り組み、日韓で著書多数。『サクラ―日本から韓国へ渡ったゾウたちの物語』(学習プラス)で、第一回子どものための感動ノンフィクション大賞最優秀作品。紙芝居『カヤネズミのおかあさん』で第54回五山賞受賞。絵本『すばこ』(ほるぷ出版)が、第63回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(小学低学年)。

 

 

※「第13回日韓田んぼの生きもの調査交流会」は平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて実施します。
※このブログの記事は平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

(えざき)

【農業国際会議ICEBA2018 in いすみ】地元主導で行うサイドイベント紹介 – 映画「ホッパーレース」上映

有機稲作の実践を考える上で、非常に重要な課題。そのひとつに、害虫に対してどのような対策を取っていけばよいのか、ということがあります。害虫に強い品種、害虫に効く農薬の開発は、短期的には効果的に見えますが、ある期間で見てみると、そうとも言えない現実に直面している地域もあります。

私達に身近な稲作を通して、生物の多様性の大切さを訴える映画「ホッパーレース」を上映します。
この映画は、アジア諸国の環境教育を推進する目的で制作されました。

今アジアの稲作地帯では害虫、「稲ウンカ」が大量発生し、米の生産に深刻な打撃を与えています。1960年代の『緑の革命』で問題になったこの害虫が再び爆発的に増え始め、タイや中国、ベトナムの米作地帯だけでなく、海を超え1000キロ先の西日本にまで飛来しています。

稲を守ろうと農薬を大量散布する農民と、抵抗性稲品種の開発にいそしむ科学者の努力を尻目に、次々と環境に適応する稲ウンカ。この作品ではアジアの水田地帯で繰り広げられている稲ウンカとイネと人間を巡るレースの行方を探ります。
農薬や化学肥料を大量に投入する現代農業に疑問を投げかける作品です。

上映会場:岬ふれあい会館2階ふれあい広間
上映日時:7月21日(土)第1回12:00~13:00、第2回14:50~15:50
入場無料

□監督・構成・編集・演出:河合樹香
□プロデューサー:小泉修吉,水野憲一
□製作:特定非営利活動法人環境テレビトラストジャパン(TVEジャ
パン)

 

 

※映画「ホッパーレース」の上映は、平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて実施します。
※このブログの記事は平成30年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

(えざき)

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