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いなかからのお便り -いラ研ブログ-
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いなかからのお便り -いラ研ブログ-

お知らせ

【いラ研ゆく年くる年2016】10月22日薪ネット主催の「親子で楽しむ山仕事・森遊び体験」に参加、協力しました

10月22日(土)9時半から行われたいすみ薪ネットワーク主催の「親子で楽しむ山仕事・森遊び体験」に参加、協力させていただきました。

地球環境基金事業「いすみ地域における森里川海の一体型環境保全活動による里海の維持」の一環で、今回の里山の保全活動に必要な備品などの購入をお手伝いさせていただきました。

今回のイベントでは、移植シャベルを使って簡単に山林を保全するやり方を、高田造園設計事務所の高田宏臣さんに教えていただきながら、実際に山林の中に入っていって、保全活動を行いました。

午前中は、山道の階段の作り方、谷津を荒れさせないようにするための水路づくり溝掘り、穴掘りなどを実演を交えながら教えていただき、我々もやってみました。

菌糸類と木の根をうまく絡ませるように、地面を調整するのが、コツのようでした。

昼食は、地元で穫れたイノシシの肉を使った豚汁をはじめ、いすみ薪ネットワークといすみプレーパークの会の皆さん手作りの料理をご馳走していただきました。

午後は、尾根の登って、杉の皮剥ぎなど間伐のやり方を体験しました。

子ども連れの家族も結構いらしていて、30人前後の方が参加されていました。
山林の保全というと、たいそうなイメージがありましたが、やってみると意外と簡単で、ガーデニング感覚でできることがわかり、面白かったです。

庭造りや畑づくりにも役立ちそうでした。

(えざき)

※このブログの記事は平成28年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

【いラ研ゆく年くる年2016】10月25日「イノシシによる農作物被害のない地域を作る」保全活動勉強会を峰谷集落で行いました

地球環境基金事業「いすみ地域における森里川海の一体型環境保全活動による里海の維持」の保全活動勉強会「イノシシによる農作物被害のない地域を作る」を、10月25日(火)15時から「みねやの里」にて行いました。

9月29日に行った勉強会でテーマとして上がっていた「農的社会デザイン」や「6次産業化」などでの地域づくりですが、それらは「農業をすることが当然」の状態を前提にしてるものです。
ところが、いすみや南房総では、有害鳥獣の被害によって、農作物の被害や耕作放棄地が増える傾向が強くなってきており、「農業をすることが当然」な状況が脅かされ始めています。

その状況を食い止めるために、まず手を打つ必要があります。

例えば、イノシシですが、通常、農家さんが個別に対応する場合が多いそうですが、集落単位で行った方がより効果的ということがわかってきました。

そこで、地元で生物多様性研究の活動をされている手塚幸夫さん(房総野生生物研究所)にご協力いただき、専門家である仲谷淳さん(中央農業総合研究センター)を講師・アドバイザーに招いて、具体的な保全活動のための勉強会を行いました。

当日は、はじめに、仲谷先生に西日本のイノシシの被害と対策例についてお話しいただき、南房総地域で被害が拡大していること、このままでは被害地域は房総半島を北上していき、農業県千葉や、いすみにも多大な被害をもたらす可能性が高い、ということをお話しいただきました。

続いて、峰谷集落で農業を営んでおられる「みねやの里」の方々に、最近のイノシシの被害についてご報告いただき、集落の航空写真を見ながら、仲谷先生からイノシシの生息予想地域やいくつかの対策方法の選択肢を上げていただきました。

会は、イノシシ被害の現状把握を行い、終了しました。

(えざき)

※このブログの記事は平成28年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

【いラ研ゆく年くる年2016】9月29日いすみ地域の環境保全と農的社会デザインの勉強会を行いました

いラ研では、「いすみ地域における森里川海の一体型環境保全活動による里海の維持」事業を地球環境基金に採択していただき、今年度支援をいただいています。

これまで、この事業の中で、岬中学のビーチクリーン大原海水浴場でのビーチクリーンなどを行ってきました。

そして、「蔦谷栄一さんを招き「いすみで農的社会のデザインを考える」勉強会を行います」でご案内した勉強会を、9月29日(木)実施しました。

当日、いすみのことをもっと知っていただこうと、蔦谷先生には午前中からいすみ入りしていただき、谷津での放牧酪農とチーズ工房を営んでおられる五十川さんと移住して新規就農をはじめたばかりの結農園の関谷さん、農産物直販所を、夷隅ふるさと会の有志の皆さんと見学して回りました。

これらは、現在いすみ地域が直面している環境と農業問題の最前線でもあります。

チーズ工房の五十川さんは、谷津で放牧酪農をしながら取れた牛乳でチーズを作っていらっしゃいます。

飼料を栽培している谷津が、最近、イノシシの獣害被害に合いはじめたそうです。

今年、新規就農をされた関谷さん夫妻。
ハードルの高い新規就農に果敢に挑戦されています。

会場近くにある農産物直販所、「味まんてん」を見学しました。

見学後、14時から勉強会を始めました。

まずは、蔦谷先生から「農的社会デザインのスタンス」について、お話しをいただきました。

抜粋しますと、以下のようになります。

農的社会のデザインを考えるにあたっての基本スタンス
1、自然への畏敬を取り戻す
2、地域からの対抗
3、「農業」から「農」へ
4、地域循環・地域自給が基本
5、地域特性の尊重・発揮
6、地域農業による農業振興
7、国民皆農によるあらたなライフスタイルの確立

続いて、いすみ地域が抱えている課題について、4つのテーマに絞り、市民の方から問題提起が行われました。

小さい参加者もありました。

4つのテーマとは。

・耕作放棄地
・新規就農
・農家の流通体制づくり、都市部との接点づくり
・獣害被害

そして、これらについて、蔦谷先生を交えて意見交換をさせていただきました。

一旦、先生には、これらの課題を持ち帰っていただき、来年2月18日(土)に予定している勉強会で、解決案や他地域での事例などをご紹介していただくことになっています。

当日は、いすみ市役所の農林課の職員の方も出席され、官民で問題意識の共有を行うこともできました。

(えざき)

※このブログの記事は平成28年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

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