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いなかからのお便り -いラ研ブログ-
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いなかからのお便り -いラ研ブログ-

地球環境基金

2022年3月9日、生物多様性と地域資源循環を学ぶためのゲーム制作勉強会行いました

3月9日(水)、生物多様性と地域資源循環を学ぶためのゲーム制作勉強会を行い、今年度の活動の成果を確認、まとめていくための議論を行いました。

ファシリテーターの今井修さんが作成された資料にもとづき、

・エコツーリズムの経済効果と環境保全ジレンマについて
・持続可能な地域づくりにおけるエコツアーあるある(⇒人材育成により新たな仕事を生み出す必要性の確認)
・エコツアーのビジョン検討
・エコツアーモデルの検討
・シティプロモーションの狙い
・シリアスボードゲーム作りの流れ

について意見交換しました。

この中で、やはり、これまでの議論の再確認になってしまうのですが、

・地域・地元の暮らしに入ったエコツアーが出来ないと無理ではないか
・ツアーと言っても、いろいろなメニューが必要
・関係人口施策との連動も必要
・住民にも学びの場が必要

ということが確認されました。

特に、ガイド(人材)をどうするか、環境問題・環境保全に特化するのは良くないのではないか、現在の地域の人々の暮らしと結びつけることが大事ではないかということが、クローズアップされました。

(えざき)

※この勉強会は2021年度地球環境基金助成金の助成を受けて実施しました。
※このブログの記事は2021年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

※いラ研は、環境保全活動と地域資源の循環促進など、SDGsを視野に入れたまちづくりに取り組んでいます。

2022年3月3日、「第6回 持続可能な地域づくりについての意見交換会」行いました

3月3日(木)、「第6回 持続可能な地域づくりについての意見交換会」行いました。
今回は、「持続可能な農業」について意見交換をしたいということで、30代~50代の若手と呼ばれる農家の方々に集まっていただきました。
出席いただいたのは、飯島直人さん(米専業)、松﨑 秋夫さん(米、いちご)、関秀典さん(米、ハーブ)、関谷啓太郎さん(米、狩猟)の4名。

まず、話題になったのは21年のJAによる米の買い取り価格が7,000円(60kg)ということで、生産原価をはるかに割ってしまっていること。
米余りの状況が続いており、買い取り価格が上がる気配はないという厳しい現実を踏まえての意見交換となりました。

・買い取り価格の原価割れ状態が続くと、この地域でも、農家の高齢化と相俟って、稲作をやめる農家が出てくるのではないかという危惧がなされているが、それどころか大規模にやっている農業生産法人が稲作をやめたり、倒産したりという可能性もある。
・今年になって、肥料と燃料のコストが上がってきているので、さらに状況は厳しくなるだろう。
・解決策としては、JAに頼らず自分で売るのが一番。生産コストは14,000円から12,000円(60㎏)にまで圧縮は可能だと思うので、自分でそれ以上の値段で売れる工夫をすることが大事。
・地域で稲作をやめる人達が増えてきており、田んぼをつぶさない代わりに他の人にやってもらうということが行われているが、それも限界があるだろう。
・稲作を続けるとなると、規模を大きくしないで、良い田んぼに絞ってやれば、可能かもしれない。
・稲作が厳しくなったら、兼業としてやっているハーブやいちごづくりの比率を高めることも考えている。
・有機稲作と慣行稲作のミックスでやれば、可能性はなくはないかもしれないが、自分がやるかどうかはわからない。
・飼料米WCS(ホールクロップサイレージ)については、牧場に近い田んぼでないと使ってもらえないので、一般解としては現実的ではないだろう。
・農機具のシェアやリースによって農機具への多額の投資を減らすことで、コストの削減ができないかということに関しては、使用する期間が集中するのでやりたい時にできずに不便であったり、故障した時の負担などが問題で、結局割に合わない。

などの意見が出ました。

稲作を続けることのリスクが年々大きくなっている中で、それを継続していくことの難しさを改めて感じさせられました。

(えざき)

※この意見交換会は2021年度地球環境基金助成金の助成を受けて実施しました。
※このブログの記事は2021年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

※いラ研は、環境保全活動と地域資源の循環促進など、SDGsを視野に入れたまちづくりに取り組んでいます。

2022年2月13日、「第5回 持続可能な地域づくりについての意見交換会」行いました

今回は、房総半島で醤油づくりのコミュニティ、かずさ手作り醤油の会「いい醤(じゃん)」を運営している方々の意見を聞きました。
当初、他の意見交換会同様、事務所に集まっていただくかたちでの開催を考えていたのですが、たまたま声がけする方々のグループが主催するイベント「いい醤フェスタ」が行われ、その中で我々がヒアリングしたい内容と重なるような内容の座談会が行われるということで、我々の意見交換会と相乗りさせていただきました。

座談会(意見交換会)には、米山美穂(あわ里山ごはん るんた)さん、及川涼介(芝山糀店)さん、山野邉暁(いまここ園)さん、坂本勝彦(おにぎり工房かっつあん)さん、手塚幸男(いすみや、房総野生生物研究所)さんの計5名が参加され、房総半島での醤油づくりの歴史から現在までの経緯について、お話いただきました。

鴨川市で行われている醤油づくりと、いすみ市周辺で行われている醤油づくり、ルーツは同じ長野県にあった遊学舎というところらしいのですが、それぞれが自分たちの地域の中でコミュニティが形成されてきたそうです。

芝山糀店が醤油糀を作るようになり、鴨川市では自分たちで育てた大豆で醤油づくりをしているそうです。
いすみではまだ大豆が自給できていないため、何とかしたいと話をしているそうです。

このコミュニティで作る醤油は、保健所の関係で一般に販売することはできないのですが、メンバーの手作り醤油として自家用途で使われています。

醤油づくりですが、だんだんと参加者や実施地域が広がっているそうで、千葉県の北部にある北総地帯と呼ばれる農業が盛んな地域からもワークショップや醤油絞りイベント開催の声がかかっていると言います。

オープンなネットワークではないのですが、自分達で使う醤油を地域で自給するような活動は面白いと思いました。

(えざき)

※この意見交換会は2021年度地球環境基金助成金の助成を受けて実施しました。
※このブログの記事は2021年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

※いラ研は、環境保全活動と地域資源の循環促進など、SDGsを視野に入れたまちづくりに取り組んでいます。

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