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いなかからのお便り -いラ研ブログ-
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いなかからのお便り -いラ研ブログ-

地球環境基金

【いラ研ゆく年くる年2016】10月25日「イノシシによる農作物被害のない地域を作る」保全活動勉強会を峰谷集落で行いました

地球環境基金事業「いすみ地域における森里川海の一体型環境保全活動による里海の維持」の保全活動勉強会「イノシシによる農作物被害のない地域を作る」を、10月25日(火)15時から「みねやの里」にて行いました。

9月29日に行った勉強会でテーマとして上がっていた「農的社会デザイン」や「6次産業化」などでの地域づくりですが、それらは「農業をすることが当然」の状態を前提にしてるものです。
ところが、いすみや南房総では、有害鳥獣の被害によって、農作物の被害や耕作放棄地が増える傾向が強くなってきており、「農業をすることが当然」な状況が脅かされ始めています。

その状況を食い止めるために、まず手を打つ必要があります。

例えば、イノシシですが、通常、農家さんが個別に対応する場合が多いそうですが、集落単位で行った方がより効果的ということがわかってきました。

そこで、地元で生物多様性研究の活動をされている手塚幸夫さん(房総野生生物研究所)にご協力いただき、専門家である仲谷淳さん(中央農業総合研究センター)を講師・アドバイザーに招いて、具体的な保全活動のための勉強会を行いました。

当日は、はじめに、仲谷先生に西日本のイノシシの被害と対策例についてお話しいただき、南房総地域で被害が拡大していること、このままでは被害地域は房総半島を北上していき、農業県千葉や、いすみにも多大な被害をもたらす可能性が高い、ということをお話しいただきました。

続いて、峰谷集落で農業を営んでおられる「みねやの里」の方々に、最近のイノシシの被害についてご報告いただき、集落の航空写真を見ながら、仲谷先生からイノシシの生息予想地域やいくつかの対策方法の選択肢を上げていただきました。

会は、イノシシ被害の現状把握を行い、終了しました。

(えざき)

※このブログの記事は平成28年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

【いラ研ゆく年くる年2016】9月29日いすみ地域の環境保全と農的社会デザインの勉強会を行いました

いラ研では、「いすみ地域における森里川海の一体型環境保全活動による里海の維持」事業を地球環境基金に採択していただき、今年度支援をいただいています。

これまで、この事業の中で、岬中学のビーチクリーン大原海水浴場でのビーチクリーンなどを行ってきました。

そして、「蔦谷栄一さんを招き「いすみで農的社会のデザインを考える」勉強会を行います」でご案内した勉強会を、9月29日(木)実施しました。

当日、いすみのことをもっと知っていただこうと、蔦谷先生には午前中からいすみ入りしていただき、谷津での放牧酪農とチーズ工房を営んでおられる五十川さんと移住して新規就農をはじめたばかりの結農園の関谷さん、農産物直販所を、夷隅ふるさと会の有志の皆さんと見学して回りました。

これらは、現在いすみ地域が直面している環境と農業問題の最前線でもあります。

チーズ工房の五十川さんは、谷津で放牧酪農をしながら取れた牛乳でチーズを作っていらっしゃいます。

飼料を栽培している谷津が、最近、イノシシの獣害被害に合いはじめたそうです。

今年、新規就農をされた関谷さん夫妻。
ハードルの高い新規就農に果敢に挑戦されています。

会場近くにある農産物直販所、「味まんてん」を見学しました。

見学後、14時から勉強会を始めました。

まずは、蔦谷先生から「農的社会デザインのスタンス」について、お話しをいただきました。

抜粋しますと、以下のようになります。

農的社会のデザインを考えるにあたっての基本スタンス
1、自然への畏敬を取り戻す
2、地域からの対抗
3、「農業」から「農」へ
4、地域循環・地域自給が基本
5、地域特性の尊重・発揮
6、地域農業による農業振興
7、国民皆農によるあらたなライフスタイルの確立

続いて、いすみ地域が抱えている課題について、4つのテーマに絞り、市民の方から問題提起が行われました。

小さい参加者もありました。

4つのテーマとは。

・耕作放棄地
・新規就農
・農家の流通体制づくり、都市部との接点づくり
・獣害被害

そして、これらについて、蔦谷先生を交えて意見交換をさせていただきました。

一旦、先生には、これらの課題を持ち帰っていただき、来年2月18日(土)に予定している勉強会で、解決案や他地域での事例などをご紹介していただくことになっています。

当日は、いすみ市役所の農林課の職員の方も出席され、官民で問題意識の共有を行うこともできました。

(えざき)

※このブログの記事は平成28年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

【いラ研ゆく年くる年2016】10月3、4日地球環境基金若手プロジェクトリーダーのフィールド実習プログラム研修を受け入れました

民間団体の環境保全活動をサポートする地球環境基金が行う若手プロジェクトリーダー研修を10月3、4日の2日にわたって受け入れました。

地域での協働・相互理解の促進を行っている事例が豊富であるということで、いすみ市が、そして、受け入れ団体としていラ研が選ばれました。

いラ研では、研修先の選定・受入調整、宿泊先や食事、マイクロバスの手配、当日の同行、報告書の作成などを行いました。

【10月3日(月)】

10時にいラ研事務所に集合、オリエンテーションを行った後、それぞれが選んだテーマに応じて3つのグループに分かれ、研修先へと向かいました。

グループA:地域づくり実施事例:NPO法人いすみライフスタイル研究所

いラ研の設立から現在に至るまでの経緯、活動概要、スタッフやメンバー、運営財源のことなどを説明し、質疑応答を行いました。
研修生は、組織の財源や運営方法を中心に、熱心に意見交換をされていました。

グループB:再⽣エネルギー実施事例:いすみ自然エネルギー株式会社

環境省『平成25 年度地域主導型再生可能エネルギー事業化検討委託業務』によって設立され、自然エネルギーを軸に地域の特性を活かした地域主導/経済循環型事業を展開している「いすみ自然エネルギー」へ移動。
同社が展開しているソーラーシェアリングの現場を見学しながら、会社の成り立ちやソーラーシェアリングの実際について、意見交換を行っていました。

グループC:循環型酪農実施事例:高秀牧場

高秀牧場は、約150 頭の乳牛を飼育、自然資源を無駄にせず、循環させていく循環型酪農に取り組み、チーズ工房・ミルク工房をオープンするなど6次産業化にも取り組んでいます。
循環型酪農のパートナーのひとつである農事組合法人「みねやの里」にも移動し、高秀牧場と具体的にどのような形で循環させているのか、経営的にはどうなのかなどについても、話を聞き、意見交換をしていました。

それぞれの研修の後、一行は宿泊先の「海の見える家」に移動し、座談会を行いました。
座談会では、若手プロジェクトリーダー研修全般についての振り返りが行われました。

【10月4日(火)】

2日目は、午前中、1日目のフィールドワークで得られた研修生個々人の気づきを、表現することで自分のものとしていく作業(個人のまとめ作業+グループワーク)が行われました。

午後には、グループ発表といすみ市民との意見交換、最後に研修生個人が今回の研修でどのような学びを得たのかを発表されました。

現地見学は1日だけだったにも関わらず、いすみ地域のことをかなり詳しく調べられていたようで、短期間でしたが、とても濃密な研修時間を過ごすことができました。

研修生の皆さん、地球環境基金事務局の皆さん、お疲れ様でした。

(えざき)

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