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いすみ市の放射線量情報

【現状把握】
福島第一原発から漏れ続けている放射性物質の影響について、比較的客観性があると思われる情報をまとめてみました。

ここでは、「いすみ」が「安全」であるとか、「危険」であるとかではなく、「飛散状況」の確認と言った意味合いで参考にしていただければと思います。
「安全」か「危険」かの判断は、各自の自己責任でお願いいたします。

【ごくごく近未来に備えて】
次に、福島第一原発から漏れた放射性物質がどのように拡散していくかについては、スイス気象会社(Meteomedia)による、数日分の放射性物質拡散予測が参考になるかもしれません。

作成:2011/9/19 江崎 亮
最新更新:2012/5/17

いすみ市発表情報いすみ市 渚の安全調査管理室千葉県空間放射線量地図放射能汚染地図
放射性物質拡散予測地図参考:日本の自然放射線量(2006年)

いすみ市発表資料

いすみ市では、「放射線量等測定関連情報について」という測定資料を随時公開しています。
詳細については、市のホームページからご確認ください。

いすみ市HP

市のホームページ「大気中の放射線量測定結果について」へ >>
市のホームページ「土壌中の放射能量測定結果について」へ >>
「最新トピックス」の方にも掲載されていますので、随時ご確認ください >>

いすみ市 渚の安全調査管理室

いすみ市サーフィン業組合では、「渚の安全調査管理室」として、いすみ市内にある太東ビーチの大気中の放射線測定を毎日実施し、ホームページに測定結果を公開しています。

いすみ市HP

※この活動は、「いすみ市まちづくり市民提案事業」に採択されて実施されています。

いすみ市 渚の安全調査管理室へ >>
いすみ市サーフィン業組合へ >>

千葉県空間放射線量地図

この地図は、千葉県内での空間放射線量の調査結果をもとに地図にプロットされたものです。
「TCS-172 ALOKA製サーベイメータ」という測定器での計測結果だけを集め、信頼性に配慮してあります。

これによると、いすみ市での空間線量は、
大原小学校:6/28 0.09μSv/h(毎時マイクロシーベルト)
布施小学校:6/28 0.08μSv/h(毎時マイクロシーベルト)

※いずれも千葉県測定
で、この調査での評価としては「安心レベル」となっています(いすみ市は下地図の右下の方、緑色のバルーンがあるところです)。

なお、空間線量を見る時には、汚染以前の線量との比較に意味があります。土地によっては、もともとの空間線量が高い場所、低い場所がありますので、事故の前後での数字を比較しないと、正しい認識ができないというわけです。

「日本地質学会」の2006年の計算によると、いすみ周辺地域の自然放射線量は、その土地の地質の影響で、もともと0.0178-0.038μGy/h(毎時マイクログレイ)くらいはあったということでした。

人体への影響を考える時には、ベータ線とガンマ線の線量が特に問題となるため、グレイ=シーベルトと換算できるそうです.。上記の調査結果から単純に比較すると、「安心レベル」とは言え、事故前後で大原小学校で2〜5倍、布施小学校で2〜4倍に線量が変化したことになります。

たった1回の調査で、いったいどれくらいのことが言えるのかわかりませんが、ひとつの目安として参考になれば幸いです。


より大きな地図で 空間放射線量 プロット図 木更津周辺 を表示

放射能汚染地図(四訂版)

群馬大学教育学部・早川由紀夫教授(火山学・地質学・リスク学)が作成した地図の2011年9月11日公開・四訂版です。
新聞や雑誌でご覧になった方も多いことでしょう。関東から東北地方にかけての汚染状況が記されています。

上記「千葉県空間放射線量地図」の汚染状況とも相関性が見られ、「おおよそ」の汚染傾向を見ることができると思います。
時々改訂されますので、最新版を入手したい方は、早川教授のブログをチェックされるといいと思います。
※下の地図は、オリジナルの地図に「いすみ市」の位置を追加したものです。

放射能汚染地図(四訂版)

出典:早川由紀夫の火山ブログ「放射能汚染地図(四訂版)」

これ以外にも、専門家がいろいろな調査をしているようです。例えば、物理学者など約50名の研究者・専門家のボランティアで運営されている「放射線量モニターデータまとめページ」は参考になるかもしれません。

スイス気象会社(Meteomedia)による放射性物質拡散予測

日常生活をしていく上で、放射線物質が毎日、どのように飛散してくるのか、気になるところです。
事故当初は、ドイツ気象協会というところが拡散シミュレーション地図を公開していましたが、すでに中止になっています。
現在、唯一発表しているのがこのスイス気象会社だそうです。数日間の拡散予測を発表しています。

10m、500m、1500mと、高度によって色分けされて表示されています。「微量」とは言え、まだ放射性物質は漏れ出ていますので、留意するにこしたことはありません。
なお、この予測は、気象データと気象モデルにもとづく、あくまでコンピュータ上のシミュレーションですので、実際にこのとおりに拡散が広がるとは限りません。あくまでも、参考情報とご理解ください。

拡散予測

スイス気象会社(Meteomedia)による放射性物質拡散予測へ >>

参考:日本の自然放射線量地図(日本地質学会作成)

上述しましたように、日本地質学会が2006年に日本全国の自然放射線量を計算した地図を作成しています。

これによると、いすみ周辺地域の自然放射線量は、0.0178-0.038μGy/h(毎時マイクログレイ)ということでした。
今後、いすみ周辺の線量調査結果を目にすることが多くなるかと思いますが、このレベルからの比較で考えると、より正確に状況を認識できると思われます。
※下の地図は、オリジナルの地図にいすみ市の位置を書き加えたものです。

自然放射線量

出典:「日本の自然放射線量」今井 登 (産業技術総合研究所 地質情報研究部門)

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